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まくらもとの本

最近、枕元に本を1冊置くことにしました。寝る前の30分はスマホを見ない方がいいと、あらゆるところで噂されているから。これが長年スマホ依存症のわたしには難しくて、目覚ましをかけたり溜まっていた返信をしたり、明日の予定を確認したりと、寝る前は何かとスマホが気になってしまいます。ならば最後に画面を見てから、本を読んで30分稼ごうじゃないかと。

記念すべき1冊目が穂村弘さんのエッセイ『彗星交叉点』。みて、素敵な表紙!これが枕元にあるだけでもう、眠りの質が保証されそう。もはや枕元の本というより枕の土俵で戦えそう。夜っぽい色づかいもだいすき。

ところがこの本、全然しっとりやわらか落ち着くほのぼのエッセイというわけではなく、穂村さんのことばや周りに対する観察眼に唸らされ、ときに絶妙なオチを引っかけられて声をあげて笑ってしまう、全然入眠向きではないエッセイです。はい。ただし、なんか今日1日良い日だったなって思って寝られます。終わりよければ全てよし。

だからわたしはこの3日くらいを総括して、めちゃくちゃ幸せだったなーって思ってしまいます。『彗星交叉点』が枕元におかれていた3日間ね。ちなみにたっぷり寝たのに毎日なんだか寝不足でした。花粉症のせいかな。睡眠の質が悪かった......?とは絶対言わせない。枕元に1冊、流行らせたいのです。

昨日読み終わってしまったときはなんとも切ない気持ちになりました。ああ、明日からどうすれば良いんだろう。

そこでですね、今日は長年行きたかった短歌の本屋さんに行ってきました!@大阪!......という報告がしたかったのですが、臨時休業でした!! わっくわくでお店の最寄駅に降り立った瞬間、お店のSNSを見た友達から連絡が来ました。真っ暗な店内と張り紙を見るよりかは圧倒的に助かった。わたし最近、臨時休業引きがちなんよな。

けどそんなことでへこたれないくらい、今週のわたしは上機嫌です。たぶん穂村さんのおかげ。気を取り直して梅田に向かい、蔦屋書店で短歌コーナーを発見。3冊おんぶして帰ってきました。これでしばらくわたしの枕元はしあわせです。

最後にここ3日間であった個人的ハッピーニュースを並べて寝ます。もう今日は自己満足日記ですごめんなさい!

◎じゃがいもが美味しい肉じゃがを食べた
◎スーパーで買ったかぼちゃを2日間リュックの中に置き忘れて、挙句バイト先に持っていくというミスをやらかした矢先、サークルの後輩ふたりから信じられない生活ミスエピソード?を聞いて、自分だけじゃないんだ、って希望を持って生きていけるようになった
◎鴨川でお菓子を食べたのにトンビに持っていかれなかった
◎一期一会な方との出会いがあった
◎新入生がかわいい
◎自分のやってることに興味を持ってくれるひとがいた
◎ダンスのリハーサルが楽しかった
◎研究室で自分の席がもらえた✌️

幸せハードルがわりと下がってるのは、やっぱり枕元本の効能だと思います。明日は朝から研究室に本棚から溢れている本をお引越しさせます。がんばろう💪

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