映画の話(デスオブミー/パラサイト禁断の島)
こんにちわ、ズッコケダイナマイト(全年齢版)です。
僕は映画が割と好きなんですけど、最近はいろいろ不景気というか収入が不安定というかでめっきり映画館に行くことも減りました。ていうか、なくなりました。
そんな折でもたったの月額500円でいろんな映画が見れるアマゾンプライムビデオは、なんていうかもう、福祉。年中金欠の僕にはありがたい限りです。
ということで、今日は最近みたAmazon Prime見放題で最近見た映画の話なんかをしようかなと思います。僕は映画でもホラーが大好きなので、プライムビデオでも大体はそれ系が多いです。なので、ホラー苦手な人はごめんなさい。
デス・オブ・ミー
2020年アメリカ映画。「ソウ」シリーズのダーレン・リン・バウズマン監督作品です。「ソウ」というと、痛そうな拷問シーンなんですけど、本作では比較的控えめではあるんですが、いかにもソウの人、的な痛そうなシーンも。
系統でいえば村ホラーというか「地方の奇祭ホラー」。観光でタイの離島に訪れたカップルが土地の変わった奇祭にまきこまれて…と、まあ端的に言ってしまうとタイ版「ミッドサマー」といった風です。かなり影響ウケてるなあというのが端々に。
「ミッドサマー」というとこれも「ウィッカーマン」という田舎の奇祭物の影響が強いのですけど、本作でも主人公たちが自分たちの状況を「ウィッカーマンみたいやな」と喩えたりする、メタネタが。
全体的には新味は少ないものの「なにか起きてるんだけど、何に巻き込まれてるのか分からない、周りは何か知ってるふうだけど明かしてくれないうちに事態がどんどん深刻化する」という不気味さは堪能できます。奇祭物、村物好きにはおすすめ。
パラサイト 禁断の島
はからずもこれも島物。こちらは奇祭ではなくて、系統でいえば離島サバイバルホラー。
父親が強盗に殺されたことで心の傷を負った少年が、自己再生プログラムの離島ソロキャンプ(これがまたテントはビニールシート1枚で火を起こすのにも火打ち石という、アウトドア達人でもなかなかハードなキャンプ)に参加したら、無人のはずの島でたくましくサバイバルしてる少女と出会い…という、流れ的には青い性のボーイミーツガールっぽい下敷き。
しかし、そこはホラーといえば安定のブランド、ブラムハウス製。きっちり不気味な「何が起きてるのかも分からない」ホラーに仕上がってします。
ネタバレになるので踏み込んで書けない部分なんですが、お話のひねり方も「いかにもブラムハウスがやりそう」って引っ掛けがあって、最後まで油断できない展開は流石です。
あとブラムハウスのホラーというととにかく女の子が可愛かったりするんですが、本作のヒロイン(?)のクリスティン・フロセスも可愛らしいサバイバル少女を演じています。主役のローガンミラーくんもちょくちょくホラーで見かける子ですね。
脚本的にはちょっと無茶なとこもあるし(その灯台は動かんやろ)、殺されたパパの設定も空回りしてもったいない部分もあるんですが、全体的には及第点なサバイバルホラーです。
ただ、邦題。モックバスター(売れた映画にかぶせたパクリ映画のこと。アサイラム映画とか。僕は結構好きです)的に邦題を売れた作品に寄せるというのはホラー映画あるあるですけど、「パラサイト」に寄せるのはどうかと。原題は「Prey」(獲物)で、それはそれで色気がないというかマーケット的に弱い感じもするんですけど、パラサイトって言われたら何かに寄生されるんですよね…って余分な思い込みも発生するわけで。最初にローガンミラーが貝に中ってゲロゲロしたとき「ああ、そっちね」って思いましたw
ということで今日はここまで。また次回。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
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