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宙に咲く世界で一つだけの男役・穂稀せり-#宙組はみんな最高

「ずっと居てくれると思った」「専科になって欲しかった」
「役職について欲しかった(組長さんとか)」

これって宝塚ファンからの誉め言葉なんですよね。
その位、宙組にとって穂稀せりと言う男役は大きな存在だった。

穂稀せり(Seri Homare)
誕生日 12月12日
出身地 東京都品川区
身長 167cm
初舞台 2012年4月「華やかなりし日々」
好きだった役 今迄いただいた役全て
愛称 ほま、ほまちゃん

その懐の広さ、笑顔で全てを包み込むような優しさ。ここぞって場面で発する一言に味わいがある。善人にも悪人にもなれるし、どんなに救いようのない悪人を演じても中の人の人間らしさがあるから憎み切れない。

やっぱりみんなが「穂稀せりと言えば?」で絶対挙げるのは「FLYING SAPA」のブコヴィッチでしょうね。あれは穂稀せりと言うか、宝塚の歴史に残る怪演!宝塚の枠を超えたお芝居だった。己の欲望の為なら仲間をも裏切る冷酷さ。その背景には戦争で家族を失った悲しみがあった。根は平和を願っていたけど、それを人々の感情をコントロールする事に見出した。悲しくて切ない役だった。数年後、穂稀せりが退団してからこの作品を見た人もこのブコヴィッチの人は強く印象に残るんだろうな。

穂稀せりと言えば、恐らくお芝居のイメージが強いと思うけど…

私「ショーのほまちゃん」が大好きだったんだ!!お芝居だと渋いおじさまや髭のイメージが強いけど、キラキラした愛嬌のある笑顔が素敵だし、歌も安定して上手い。ダンスもキレがあって映えるとてもショー向きの人でもあった。

歌・ダンス・ちょっとした小芝居。男役と言えば!の燕尾服。エンターテイナー・穂稀せりの全てが詰まった作品としておすすめしたい。穂稀せりさんの持つチャーミングな魅力、男役らしさが詰まってるよ!

全国ツアー版・アクアヴィーテ!!の「ウイスキーボンボン」は花菱りずさんとの息の合った掛け合いが印象的だったな。ピッチが速く難しい歌なのに全くブレず歌いこなす。音源で聞いてもやっぱり上手い。

退団公演となった「Never Say Goodbye」はおじさま役ではないけど、お髭姿の見た目にはホッとする。そして闘牛士・アントニオはお芝居の穂稀せりとエンターテイナー穂稀せりの良い所取りのまさに集大成に相応しい役だった。あのキレッキレの身体能力と見るものの心を擽る芝居心の総決算。幕が開いて良かった、男役・穂稀せりに出会えて良かったと心からそう思う。

宙組男役・穂稀せりが世に送り出した役の数々、特におじさま役は宙組の歴史に名を刻んだ。おじさま役自体はこれからも沢山の人が演じるけど、穂稀せりが居た時代の、穂稀せりが演じたおじさま役は忘れられないしきっとずっと多くの人の記憶に残る。

沢山の笑顔をありがとう。

最後の一日まで、ほまちゃんらしく笑顔で全うして欲しいと願う。

あなたの穂稀せりってどんな人ですか?「この作品」「この役」「ほまちゃんのエピソード」など聞かせてくれると嬉しいです。note転載OKな方はマシュマロ・こっそりTwitterでもOKです。リプで読んだよ~だけでもいいし、いつか誰かと語り合える日が来ることを願っています。
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