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「若くても宙組娘役はスゴツヨ!!」

例の荒れた方のスペースではなくて(笑)その前のスペースで「ネバセイについて語る!」をテーマにお付き合いくださった方ありがとうございました。そのスペースでお題の1つに選んだ「宙組娘役の未来は明るいぜ!」と言うテーマをお話した事も交えてnoteの方で書いていこうかと...

まず、宙組娘役の特殊な事情について。

宙組以外の組は組長さんor副組長さんのどちらかが娘役さんで、95期より上の娘役さんも在籍されているし90期代の方々はまだご健在だ。「男役は10年」と言われるが、娘役だって10年以上のキャリアはダテじゃない。上級生娘役にしか出せない円熟の娘役芸も舞台には絶対不可欠だし、ご自身の芸だけでなく後進に「娘役芸」を伝承する意味でも貴重な存在だ。

宙組は、ここ1~2年で、長く宙組を牽引されて来た方、宙組を代表する娘役さんの退団が続いた。退団だけでなく花組に行ったトップスターの星風まどかさん、美風舞良さん(現花組組長)と言った組替えもあったし、純矢ちとせさんや遥羽ららさんと言った別格・ヒロイン格の退団も相次いだ。「でもせとぅがいるから大丈夫だよね~」なんて言ってた矢先、そのせとぅこと瀬戸花まりさんが退団する事になった。

瀬戸花まりさんが退団すれば、最上級生が97期の花菱りずさん続いて98期の小春乃さよさんになる。90期代がたったの2人。次はもう100期。もちろん両お姉様達は心強い存在ではあるが、他組に比べると全体的に非常に若くなってしまう。娘役芸の伝承と言う意味もだし、ベテラン娘役にしか出せない・演じられない役はどうなるのだろうか?新人公演の学年の人が多くなるので「本公演の本役」をこなしつつ「新人公演」に出演し、更には「本役を演じる下級生の指導」までこなさなければいけない。ファンが心配しても仕方がないんだけど、まぁまぁ大変だよねって話だ。

私ごときが”これからの宙組娘役を引っ張っていく人”なんておこがましいにも程がある。どの子だってご縁があって宙組に来てくれたのだからみんなみんな大切な宙組娘役なのだ。どのタイミングで花開くかはそれぞれだし、何を持って活躍と言えるかはそれぞれの解釈もあると思うけど。まずは5組の中でご縁があって宙組娘役になってくれたご縁に感謝している。みんな宙組娘役になってくれてありがとう!

その上で、これからの宙組娘役を引っ張って下さるであろう期待を込めて、「若くても宙組娘役はスゴツヨ!!」と言うべきメンバーを集中的に紹介したいと思う。学年や立ち位置的に103期までにしたけど、もちろん104期以下も楽しみな娘役さんがいっぱい!お話を聞かせてくださいね♪宙組娘役のみんなの成長を見守りたいですね!

97期・花菱りずさん

ネバセイでは撃たれた子のお母さん役。息子の命の危機に瀕し切迫した演技は圧巻。我が道を行く唯一無二の個性。娘役らしいチャーミングな魅力を持ちながらもアクの強いトリッキーなお芝居もこなす。ドスの効いたセリフを響かせたり顔芸だけで笑わせるお芝居もするが、あくまで娘役らしいエレガントさは失わない。宙組娘役のお姉さん!と言う期待より花菱りずは花菱りず。その唯一無二の個性で自分の世界を突っ走っていただきたいです。

98期・小春乃さよさん

ネバセイではライター仲間の1人・そして歌手イザベラ。BGMのような絶妙な加減で場面を演出する歌声は拍手を送りたい。98期の優等生かつ宙組の歌姫の1人として下級生時代から活躍。その伸びやかで優しく響き渡る美声は影ソロなど数々のハイライトで起用され、エトワールも記憶に新しい。優等生のクールな横顔かと思えば笑うと目が消えてエクボが出る親しみやすさを併せ持つ。鬘やアクセサリーの細部のこだわりは誰にも負けない。常に最高の小春乃さよを届けてくれる意識の高さ。ストイックな小春乃先輩の背中を娘役達は学ぶんだろうなと思いながら見ている。

100期・天彩峰里さん

ハリウッド女優のエレン・パーカーで圧倒的なオーラを放つ。星組から組替えし、数々のヒロインもこなす宙組娘役を代表する顔。元々安定した実力があったけど、ここ1~2年では天彩峰里の可能性を試される役も多く、その期待に150%で返していく頼もしさを見ている。この1年で天彩峰里の女性像の幅が広がったし、色々な経験を経て圧倒的な天彩峰里の域にまで達した。更なる高みを見せて欲しいなと願ってます!

101期・水音志保さん

ヴィセントの恋人役・テレサ。こんな恋人欲しい~ってなりますよね!宙組娘役の美のミューズ。その甘いルックスは際立っていてショーなどは目立つ場面の起用も多かった。ここ最近は気まぐれな猫のような魔性の女と呼ぶべきと言うか、彼女独特のアンニュイな空気感も出せる。一歩間違えれば嫌われかねないけど不思議と同性として嫌味にならない。水音志保の持つ元々の魅力が成せるのか。あざとい、とはまた違う。アンニュイがしっくりくるかな。この空気感を出せるのが彼女最大の持ち味であり誰にも真似できない水音志保なのだ。もっともっと大きなチャンスが巡ってくればと願う。

101期・湖々さくらさん

特にその歌唱力は下級生時代から定評のあった実力派。もう新人公演長の期なんだねーと感慨深い。下級生特有の素朴な魅力があったここさくちゃんもすっかりキレイなお姉さん。お化粧のテクニックが上がったのかな?自分の魅せ方も心得て来たように思うし、こうやって積み重ねていくんだなーと感慨深く見ている。これからはベテラン上級生娘役の立場も担うんだろうな。宙組娘役に無くてはならない頼れるバイプレーヤーになる。ここさくちゃんの底力が見られる事を楽しみにしている。

101期・花城さあやさん

娘役はかすみ草の如く、を地で行く娘役さん。下級生時代はスゴツヨ娘役のお姉さま・下級生達に埋もれがちがった印象があったけど(名前と顔は覚えているんだけど何の作品のどの場面とは出てき辛い…)積み重ねて来たものは無駄じゃない。強烈な個性があるとか目立つ場面に立つと言うタイプではないけどその可憐な姿こそ娘役芸。さあやちゃんはその域に来ている。全員がアクの強い娘役だったら成り立たなくて、さり気なく気高く存在する娘役さんも必要不可欠。

102期・潤花さん

「みんなのまどかちゃん」の後釜と言う難しいスタートだったのに、トップ就任後の作品にも恵まれたし、何より潤花の持ち味と宙組の空気感がフィットしより一層の開花を見せた。ここまで宙組に合うなんて誰も思わなかったし、今やすっかり宙組の愛されるトップ娘役だ。宙組に来てから全てが噛み合って今があるしより一層の開花を見せて欲しいと願う。まぁとにかく宙組に来てくれてありがとーーーー!!

102期・花宮沙羅さん

新人公演ヒロイン経験者かつ、宙組期待のヒロイン級エースの1人。下級生時代から活躍の場を与えられて来たし、歌唱力演技力と言った実力も伴っている。沙羅ちゃんなら大丈夫だよねと言う絶対的な信頼感。これぞエースの風格。宝塚のヒロインらしい華やかさもあるが地に足がついた安心感も持っている。これからの娘役をどう引っ張っていくのか?楽しみで仕方ない。

102期・春乃さくらさん  


エトワールに新人公演ヒロイン。春乃さくらの勢いが止まらない!!今まさに波に乗っている娘役さんの1人。こう言う波に乗っている人を応援するのはとても楽しいし、彼女はチャンス・与えられたものを確実にモノにしていく強さを持つ。高い歌唱力もさる事ながらその美しさに磨きが掛かり、行く末は宙組に名を刻む娘役さんの1人になるのでは?と期待している。新人公演、無事に開演しますように!

102期・夢風咲也花さん    

背が高くスタイリッシュな宙組に居てこそ輝く娘役さん。力強い目力と存在感を増してきて独特の個性を放つ。この持ち味がこれからの宙組にどう活きてくるのだろうか?こういったカッコよさを持つ娘役さんが多いのも宙組娘役の特徴。背中で語るハンサムな娘役さんです。

103期・有愛きいさん

1度覚えたら忘れられない何とも言えない愛嬌を持つ。喜!怒!哀!楽!こんなにも分かりやすい人はいない。表情を眺めているだけで楽しい気持ちになれる。103期成績一番の優等生でもあり、その個性はこれからの宙組娘役に不可欠な要素になると信じている。表現の幅の広い娘役さんになるだろうなと期待大!

103期・栞菜ひまりさん


宙組の不思議系ゆるふわ娘役かつカメレオン女優。ゆるふわ優しいふんわりした見た目からは想像出来ないギャップ。その場面その役に染まる姿は見もの。普段のひまりちゃんを知っていて役を見るとビックリする。ギャップ萌え。まだ学年的にも少年役も多いけど、フラメンコでキリッとした大人っぽい表情を見せてくれる所とか大好き!演出家の先生こういう人が1人いたら楽しいだろうな。別箱でとてつもない才能開花しちゃうかもと期待。

103期・彩妃花さん

宙組娘役らしいスタイリッシュさと可憐な容姿を併せ持つ。花城さあやさんのような「かすみ草を地で行く」印象かな。彼女もっともっとポテンシャルはあるはずなんですね。今はまだ開栓したばかりで固いワインみたいな。開花の度合いは人それぞれで、早くからチャンスに恵まれる人もいればコツコツとゆっくり歩む人もいる。1人1記事、と挙げている中で記事にはまだ出来ないかもしれないけど、絶対いつかどこかで来ると思って見ています。もしよかったら「はなこちゃんのここが好き!」「こういう子だよ」ってマシュマロかDMで教えてください。

と、言う事で「若くても宙組娘役はスゴツヨ!!」特集としてこれから1人1記事ずつ詳細に語っていく予定です。よろしければマシュマロorDMで聞かせてくださいね~♪