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「可愛いくてちょっと変わった?奥さん」

〇〇:ふ〜、疲れた…

残業3時間超えて退勤し家に着いた。

真佑:おかえり〜〇〇♪

〇〇:ただいま〜まゆたん。

こんな可愛い笑顔を毎日見られるなら、残業なんて屁でもないと思わせてくれるくらい、真佑は自慢の奥さんだ。

結婚して一年経ち、僕と真佑は幸せな夫婦生活を送っていた。

と言い終えたいところだが…


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真佑:あ、そうだ!これ届いたんだけど。

真佑に手を引かれ、僕は寝室に連れてかれた。

〇〇:ん?新しい掛け布団?

真佑:そうだよ。これ被ってみて。

そして真佑の言う通りに、新しく買ったという掛け布団を被る。

〇〇:⁉️重ッ❗️

見た目からは想像つかない重量で、掛け布団に押し潰されそうになった。

真佑:どお?凄く落ち着くでしょ?

〇〇:いやぁ…それより、苦し…

ドンッ

〇〇:ぶお⁉️

真佑:はぁ〜、この布団気持ち良い〜

〇〇:ま、まゆたん…退いて💦し、死ぬ…


そう、時々変なものを買ってくるのだ。


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〇〇:ふ〜(なんだあの布団、鉛でも入っているのか…)

真佑に手伝ってもらってなんとか掛け布団から脱出したが、後少しで圧迫死しかけた。


真佑:あとね、マッサージ機買ったんだよ!

〇〇:お〜、良いね。

今度はちゃんとしたものかな?

などと思いながらリビングに着くと、新品の黒いマッサージ機が置かれていた。

真佑:座ってみてよ。

〇〇:う、うん。

座ってみると居心地が良くて、身体の凝ったところを押してくれると思われる球が背中や肩に当たっていた。

真佑:じゃあ、スイッチ入れるよ?

〇〇:うん、頼んだよ。

ふ〜、今度は大丈夫だな。


ビリリッ⚡️⚡️

〇〇:ぎゃあああああ!!???

突然、大量の電流が身体に流されて、思わずマッサージ機から飛び出して、床に転んだ。

〇〇:ひぃいいいいい…💦


真佑:どう?すっごくスッキリしたでしょ?

〇〇:いや、何このマッサージ機⁉️ゾウでも捕獲するのかってくらいの電流流れたよ❗️❗️

真佑:なんかね、最近テレビで電気浴びると元気になるって聞いたんだ〜

一瞬、また変なのを買ってきたなと思ったが、
真佑の話を聞いたあと、確かになんだか気分が良いのに気がついた。

〇〇:あぁ、なんかテンション上がってきたかも。

真佑:でしょでしょ?

物凄く嬉しそうに言うじゃない。

真佑:あ、今のよりもっと強い電流流せるんだけど試して…

〇〇:やらなくて良いよ?まゆたん?


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風呂からあがって着替えて食卓に向かうと、
テーブルに真佑が作ったグラタンが置かれていた。

〇〇:おっ、めっちゃ美味しそう!

真佑:でしょ!愛情たっぷり込めて作ったからね。食べて♪

〇〇:ありがとう!



さっきまでは色々あったけど、なんだかんだで僕のためにしてくれたんだなと思うと、真佑のことがもっと愛おしく思…

〇〇:⁉️辛ぁああああ❗️❗️

口の中が焼けるかと思った。

真佑:この世で1番辛いソース入れてみたんだ〜

〇〇:ブホォーッ、えほッ、ぬあんで????

真佑:だって新陳代謝良くなって〇〇が健康になると思ったからね♪

健康になる前に味覚障がいになるから…

〇〇:ま、まゆたん!お茶を頂戴!

真佑:はい。

真佑コップについでくれたお茶を飲む。


〇〇:⁉️に、苦…まさか…

真佑:センブリ茶だよ?


僕の奥さんの真佑は可愛くて優しいけど、時々こんなことをしてくるのだ。


fin.


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