【S1】10.三ヶ月経過(6/20~6/29)
タイトル画像はプンジェのビリヤニ風ポロウ。
三ヶ月過ぎてしまった。若干、この辺りから不安が滲み出てくるのが分かる。当たり前だが。
この時は「バイク屋さんも楽しそうだな」ぐらいに思っていたので、楽しいのなら俺も楽しいのでやったらええがな、ぐらいに思っていた。
これは余談だがというか余談で済ませてはならない気もするが、この頃、俺は何かを言われる度に毎週のように現金を届けていた。のちにそれが響いてくる。
「死線を越えてきた」などとよく言うが、俺は実際、ここ数年こんな感じだが、だからといってサバイバル技術が凄いわけではない。俺が判断して身を躱している訳ではなく、たまたま戦場に迷い込んだがたまたま弾が当たらなかったようなもので、別にのちのちに生かせる訳ではない。
強いて言えば運が良いが、だったらそもそも戦場に送り込まないで欲しい。
悪運の化身と言える。
この物語は事実である。
あなたにとっても事実であったなら、嬉しい。
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