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抗がん剤への不安に負けそうになる時

埼玉県在住54歳の乳がんサバイバーずこちです。

浸潤がん/ホルモン感受性 なし/HER2 3+/Ki67  40%
腋窩リンパ節転移あり
2021年手術、放射線治療
2022年 分子標的薬完走
現在は経過観察中。
愛する夫は慢性骨髄性白血病歴12年です。

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では今日のnoteです。

抗がん剤への不安に負けそうになる時


抗がん剤を点滴してから4、5日くらい経つと
身体を起こしてちょこちょこ動けるくらい調子が良くなっていました。

2週間もすると大部楽になります。

ただ、3週間ごとに抗がん剤を入れるので
元気になるとすぐに次の抗がん剤の日になります。


元気な時間、貴重!

元気じゃない時はなかなかブログを更新できないので
今日は元気じゃない時のことを記録しておきます。

私は抗がん剤を入れて2、3日経ったあたりから
熱、関節痛、手足の痺れ、悪寒、疼痛、動悸が起こり
もう、ただただ時間が経って薬が効くこと、
副作用の期間が過ぎることを待つだけになります。

もしかしたら抗がん剤ではなくて、
薬で減ってしまう白血球を増やすための
「ジーラスタ」という薬の副作用だったのかもしれません。

お手洗いに起き上がるのもつらくて
なるべくギリギリまで我慢してしまい
くしゃみして尿もれ起こす←

そんな毎日。

何もできないし
眠ることもできなくて
何かを考えたりもできないので
ただただ時間が経つのを待っています。

でも、過去に言われた心無い言葉やネットで目に入ってしまった言葉、
そんなものたちが頭の中を回ってマイナスな感情に負けてしまいそうになります。


『抗がん剤なんて猛毒だ。あんなのやってがんが治るわけがない』

『○○さん(有名人)なんて抗がん剤で命を落としたようなもんだよ』

そんな感じの言葉が頭の中を駆け巡り、
私は本当に抗がん剤治療を選んで良かったのだろうか
と、不安になってしまうのです。

そんなとき、
現在も全身のがんと戦っている高須クリニックの高須院長の言葉を思い出すようにしています。

話は何年も前の話で
この時、私にとってがんはまったく他人事で
高須先生の言葉も
『へー』
って感じだったのですが…。


要約すると
高須先生のツイッターに
[高須先生ほどの人が人体の免疫の強さや、抗がん剤が猛毒であることを知らないはずがないと思うのですが、なぜ断食などの治療をしないのでしょうか。私は、がんになっても絶対に抗がん剤は使いません。]
というメッセージが送られました。

それに対する高須先生の返信が
[断食なんかしたら癌患者は死にます。癌は消耗戦です。栄養の予備力があるから戦えるのです。
長期戦を戦える癌患者は例外なく断食していません。毒を薬として扱うのが医学です。
毒にも薬にもならないのはおまじないです。]

と、返信したのです。

実際の記事

副作用が辛くて、
「こんなに辛くなるものを身体に入れて本当に治るんだろうか?」
と、挫けそうになっていた私は
毒を薬として扱うのが医学です
という言葉に

「今は病院の先生を信じて頑張ろう❗️」
と改めて思えるようになるのでした。

糖質制限や断食、本当に色々なかたからすすめられます。
親切心で言ってくださってるのはわかるのです。

だから感謝もしていますが
「糖質をとらずに熱いお風呂に入っていれば
抗がん剤なんて猛毒は必要ない」
とまで言われてしまうと
もう、これ以上話す気持ちになれなくて。

これ系をすすめてくる人は
誰も自分はがんになったこともない人ばかりです。

実際に現在もご自身のがんと戦っている高須先生の言葉だから励みになるのかなと思いました。

関係ないと思いながらもこの話をずっと覚えていたのも、
今の自分のためだったのかもしれません。

糖質制限や断食は本当に一定以上の確率で
効果があるのか証明されてなくて
実際、それで亡くなっている方も多く
だから高須先生は『おまじない』って言ったのかな?

私も温熱療法とか興味があって
色々調べたりしたけど、
もし受けるなら標準治療(抗がん剤治療)をした上で
そういう選択もしてみたいと思ってます。

明日は4クール目の抗がん剤。
1回目の副作用が1番辛かった。
2回目はそれより軽くて
3回目は2回目より軽かった。

だから明日の抗がん剤はきっと今までで1番ラクになるだろうと思います。『明日、病院だね』
と言う私に、私の不安をいち早く察知した夫が
『次はもっと軽いから大丈夫だよ』
と、先回りして安心させてくれました。

この日記を書いたとき、
私のすみ埼玉県は緊急事態宣言で
不要不急の外出ができませんでした。

私はもともとインドア派で外出しませんが、
近所を散歩しても誰とも会わないほどの田舎なので
少し身体を起こせるうちに歩こうかな?

と思ってます。足腰、弱っちゃって。

『無理するな。後で具合悪くなるから💦』
と、夫に怒られますが。

昼間は寒くてもベランダと窓を開けて(布団と電気毛布と湯たんぽは必須)外気浴はしているけど、
やっぱり歩ける時は外を歩きたいですよね。

今は目の調子が良くて
スマホやパソコンの画面も見られる時は
iPadで大好きなYouTube (短いもの)を見たりして
気を紛らわせています。


健康だった時からテレビなど長時間の映像は苦手で
好きな動画もほとんど5分以下なんです。


マイナス思考に陥ってしまったら
無理にその気持ちを押さえつけるのではなく、
自分が好きとわかってる音楽を聴いたりとか
好きな感触のものを触ったりとか
自分の気分が良くなることのストックを
持っておくといいかもしれないなと思ってます。

高須先生の言葉も
私には元気になれることのストックです。

ではでは
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました

#創作大賞2024 #エッセイ部門


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