『ボブ・マーリー:ONE LOVE』はちょっとわかりにくい
ボブ・マーリーが亡くなったのは1981年ということに、本作を観て知ったくらい、彼に関してかなり疎いです。
そのことに気づいて思ったのは、自分が生まれる前に亡くなっているのにいまも圧倒的な存在感があるということ。
いまもレゲエと言えばボブ・マーリーだし、友人がドレッドヘアーにしたときは「ボブ・マーリーじゃん」って言ったし、ジャマイカは…最近はウサイン・ボルトですかね…。
あと私が尊敬しているひとの一人に夏木マリさんがいるんですが、彼女のはじめてのライブとベストライブが、いまはなき厚生年金会館でのボブ・マーリーのそれなのだそうです。
そんなボブ・マーリーの伝記映画が先週末公開になった『ボブ・マーリー:ONE LOVE』です。
インプットしておいたほうがいいこと
"ONE LOVE"などの曲を多少知ってる程度では若干ついていけなかったです。なので、ちょっと頭に入れておいたほうが楽しめると思います。
生誕
1945年、ジャマイカ生まれ。
ラスタファリ運動(ラスタファリアニズム)
このワードが要所要素に出てきますが、一切説明がなく、ここはかなり不親切。
教祖がいなかったりすることもあり、あくまで「宗教」ではなく「宗教的思想運動」なのだそう。
デビュー
デビューはビヴァリーズ・レコードより。1962年のこと。
メジャーデビューは1973年、『Catch a Fire』。
私生活
沢山の婚外子がいる
キャスト、スタッフは注目どころがズラり
監督は『ドリームプラン』のレイナルド・マーカス・グリーン
せっかくオスカー穫れたのに、その前に台無しにしたウィル・スミス主演の『ドリームプラン』を監督したレイナルド・マーカス・グリーン。
『ドリームプラン』もウィルがぶん殴った作品という認識になっちゃってるので、監督も被害者ですね…。作品賞にもノミネートされたのに…。
ボブ・マーリーを演じるのはキングズリー・ベン=アディル
ボブ・マーリーを演じたのはキングズリー・ベン=アディル。『バービー』に出てた、キュート系イケメン。
今後も注目ですが、「ボブ・マーリーってこんなイケメンだった!?」って思うくらいかっこよく撮れてて、そこに違和感。
こんな感じで映画ではめっちゃカッコイイけども、
実際は野趣溢れる感じで、都会的な感じはあまりないのです…。
妻を演じるのは007、ラシャーナ・リンチ
ボブ・マーリーの妻を演じるのはこれまた注目のラシャーナ・リンチ。彼女はちゃんとジャマイカ系。
007として出たときはちょっと違和感あったけど(彼女自体はよかったです)、今回はすごく存在感あるし、演技的には彼女のほうがよかったですね。
作品自体にもっとパワーがあったら、助演女優賞候補も狙えたかも…。
本日のドレス:ジェシカ・ラング
ミッシェル・ヨーと共に主演女優賞のプレゼンターを務めたジェシカ・ラング先生はアフターパーティーでもお召し替えなし。めんどくさいよね。
ブランドはドルガバ。(★★☆)
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