【体重100kg】-36kgのダイエット成功までの話②
(1478文字)※この話を読み進めていくと、ダイエットに成功してしまうので、閲覧注意。
-36kgのダイエット成功までの話①
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ダイエット成功のきっかけは突然に
まずいきなりですが、ダイエットの神髄をご紹介します。
数年前、いろいろなダイエットを試して、ピーク時の100kgよりも少し痩せて、80kg台に無理やりに突入していた私は、なかなか思うように落ちない体重にモヤモヤとしながらも、以前と比較したら軽くなった足取りに多少満足していた。
そんなある日、駅までの道をスライド式のガラケーで電車の発車時刻を気にしながら、少し足早に歩いていた。すると、ほんの数メートル先でひとりの女性が躓く物もないのに前のめりに転んでしまった。
その光景を見たときに、私の頭の中で、
『大丈夫かな・・・』
『あ、でもどうしよう・・・』
『なんだか少し恥ずかしいし、誰かが声をかけるだろう。』
『でも大丈夫ですか、と手を差し伸べるべきだよな・・・』
『でも、良い人ぶってるって思われるかもしれないし・・・』
『えっと、どうしたものか・・・』
時間としては三秒もなかったかもしれないが、そんなことがぐるりんと駆け巡り、一瞬だけ躊躇してしまった。
するとその瞬間、私の後ろから素早くその女性のもとへ駆け寄った方がいた。
――目の前で起きている出来事を、私はこの目でたしかに見てしまった。
『大丈夫ですか。』
――その横を通り過ぎるとき、私はこの耳でたしかに聴いてしまった。
このとき私は、
◇一番初めに湧いてきた本心とそれを抑え込んでしまう思考の重さ
◇その本心に全く反応できない自分の身体の想像以上の重さ
この二つのことをたしかに感じてしまった。
――今になって振り返るからこそわかることなのだが、私はこの『転んだ人とそれに手を差し伸べた人』という特別変わっているわけではない光景を目の当たりにしたことで、心と身体の面で大きな気付きを得て、結果的に真のダイエットを経験することになったのです。
私がその時に感じ、気付き、悟ったこと。
・何か物事が起きたときに一番初めに感じた本心
・その本心に全く反応できない身体の重さ
・その隙に入り込んでくる自分自身の経験・価値観・思い込みからくる思考
・いろいろと理由をつけて責任を放棄することの愚かさ
・手遅れだと勝手に決め付けて本心を抑え込むこと
あなたはダイエットをした経験がありますか?
世の中では、あらゆる『○○ダイエット』が定期的に流行ったりしていますね。少し振り返ってみてみただけでも、いくつか思い浮かぶのではないでしょうか。例えば特定のものだけを食べたりするものや、逆に食べないようにするものなど。
しかし、それらのものは一時的に効果を実感する人がいても、総じてリバウンドとともにいつのまにかその姿を消してゆく、そんなことが繰り返し行われています。
この現象はつまり、流行っては消えてゆく『○○ダイエット』が、極端な話、「ダイエットではなかった」ということなのでは?と私は感じています。
『○○ダイエット』は、あくまで流行のひとつのコンテンツでしかないんじゃないか、と。(『簡単に』とうたいながら、実のところは無理にやるものがわりと多い。)
改めて申し上げておきますと、僕は-36kgのダイエットを経験してしまいました。そこには何の制限も義務も我慢も苦労も全くありませんでした。そして驚くことに特にこれといった運動もしませんでした。
ではなぜ僕は-36kgのダイエットに成功してしまったのでしょうか。
③へ続く。
心身の健康と調和をテーマに、“ベジ”を中心としたライフスタイルの提案に尽力します。