好きな香水3つ(+α)
ずちなしです。
前職が香水屋さんだったので、香りものは結構持っています。
今回はスタメン3つを紹介します。
ANDREA MAACK ソフトテンション
前職で働きだした頃からずっと好きだった香り。
退職祝いとして頂きました。
アイスランド出身のアンドレアさんが、故郷の大自然をイメージして作られたブランドです。
ソフトテンションは霧をイメージした掴み所のないムスクの香り。
マテが抹茶のようで、和っぽさも僅かに感じられます。
モワモワした重たい湿度と乾いた埃のような青臭さを併せ持っていて、日本の気候にもぴったり寄り添います。
おすすめは梅雨と冬でしょうか。
細かいミストで纏えば輪郭も曖昧になるような。
私は煙草はやりませんが、一服という表現の似合う香水だと思っています。
以外と香り持ちますけどね。
半透明でシャープなボトルも好みです。
HEELEY セル・マラン
こちらは夏におすすめ。
フランスのヒーリーから、その名も太陽と海の香りです。
吹きたての苦いレモンから、すぐに潮風の香りが立って来ます。
海水浴に夢中になって焼けた肌とか、そこにまとわりつく砂のしょっぱい匂いがする。
私は海が大好きなのでこの香りをとても気に入っているのですが、山派の人にはもしかしたら磯臭く感じられるかもしれません。
個人的には男性につけてほしい香りですが、恋人にははまらなかったので自分で買って使っています。
なんというか、性別も国籍も不詳な雰囲気になれる気がして好きです。
上品なラベルに木のキャップもいいかんじ。
J-Scent 和肌
日本生まれのJ-Scentからは和肌を。
上2つに比べればかなりお財布に優しい香水です。
ソフトテンションと同様にムスク系ですが、こちらはトップのペアーのおかげでフルーティーな印象。
川端康成の「眠れる美女」を題材にして作られたそうです。
(読んだことないです)
あまり香り立ちは強くないのですが、体温が上がったときに綻ぶように広がります。
ライスパウダーがあたたかいミルクのようで、まさにお風呂上がりのしっとりした肌を連想させる香り。
正直かなり扇情的に感じます。使い所にご注意。
夏の終わりごろ、まさにこの時期から使いやすい香水です。
黒い襟の詰まった服のうなじから香っていてほしい。
ストローの後ろに入る赤いラインなど、ラベルの裏側にも奥ゆかしいこだわりが。
(番外編)LABORATORIO OLFATTIVO ゼンゼロ
ルームスプレーのお気に入りも一緒にご紹介。
ジンジャーとシダーウッド、サンダルウッドのたった3つの原料から生まれたシンプルな香り。
辛口のジンジャーエールを思わせる切れ味が魅力です。
名前の通り禅から着想を得た香りで、集中力を高めたいときにぴったりです。
気持ちに折り目を付けてくれるので、気分転換にもいいかなと。
私は部屋以外にも、ハンカチにも吹き掛けて使っています。
同じ香りでルームディフューザーやボディソープもあります。
以上、お気に入りの香りたちでした。
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