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土曜日の静かな幸福について

土曜日が好きだ。

休職中の身でも、平日とそうでない日は何となく違って感じられる。
「許された休日」という感じがして、太陽の光がいつもより青く見える。

もうすっかり寒くて布団から出るのが億劫なので、起き上がらずにこのnoteを書いています。
スマホは便利だ。

学生だった時も社会人の今も土曜日が一番好きです。
今日も明日も休みだし。
金曜夜の解放感がまだ惰性で残っていて、予定は何も入っていない。
ただ自由。

私にとってタスク消化、そしてそれに伴う達成感はかなり気持ちいい行為のひとつである。

こういう日は簡単に出来るToDo──皿洗いとか、郵便物を片付けたり、残り半分の本を読み切るなど──をいちいち手帳に書く。
各項目の左には小さな四角も添える。

終わったものには斜線を引く。
四角が分割されたとき、小さな完了の喜びが発生する。

自分で期限を設定できるのは好ましいなとしみじみ思う。
毎日終電で帰ってもたどり着けないデスマーチより、残業代は出ずとも日ごと達成できる(もしくはゴールを設定できる)作業の方が余程良い。

自分で設定したタスクは案外こなせるものだなと実感している。
多分誰にも干渉されず、WBSへの忖度なく決められるから。

早くそんなふうに仕事したいなあ。

私は1年で最も寒いころ、土曜日の夕方に生まれた。
父は教師をしていて、平日急には休めない。
明日も休みだから、大雪で仕事に行けないなんて心配は要らない。
我ながら空気を読んだ誕生日でした。

あの日の光も青かったのかしら。

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