ベルギーより、ロックダウン中の現状

入っているコミュニティーのメンバーにベルギー在住の方がおり、お話をききました。
下記レポートは、メンバーの方がまとめてくれたものになります。
承諾を得て、シェアします。(3/29現在)

・外出について
  同じ屋根の下で暮らしている人ならば一緒に外出しても良い。
他人とは二人一組(一度に一人にしか会えない)

・家族で一人でも感染したら、全家族への感染は避けられないと考えている

・日本とヨーロッパの緊迫度の違いは日本が島国だからだと思う。ヨーロッパは地続きなので、たとえ自分の国に感染者が少なくても隣国が多ければ簡単に感染する。

・両親が離婚している子供は片方の親に会いにいけるかなど、細かな問題が出ている

・リモートで仕事が出来ない会社は、「リモートで仕事が出来ない」ことを証明しないと罰せられる

・外出しないのは、自分が感染するからではなく、自分が軽症で症状が出ていない可能性があり、他人に感染することを防ぐ為という意識がある

・他人とは1.5m空けること

・スーパーでは入り口で簡易的手袋を配布している。色々と触られて感染することを防ぐため。

・お店では人数制限をしているところもある。小さなお店に人が殺到したら困るので。

・ロックダウン前後が一番混雑した。

・8時に開くスーパーは、8時から9時の間は65才以上のお年寄りのみが入れるように配慮している。お年寄りは早起きなのと(日本のお年寄りだけじゃないんですね。。。)、感染を防ぐため。

・買い物に行けないお年寄りの買い物を手伝ってくれる。

・・市がボランティアを募集している。WEBで登録できる。
  例:一人暮らしのお年寄りの買い物を手伝う、ピザ屋の無料配達

・イギリスも日本と同じようにロックダウンについて、仕事やお金などがあるので反対の声が大きかったが、政府が8割保証すると発表したら、OKとなった。ベルギーは給料の7割。

・ベルギーも最初、コロナウイルスはアジアで起こっていることで対岸の火事状態だったが、イタリアで感染者がうなぎのぼりとなって危機感が高まった。日本と違って地続きなので。

・実は政府の対応は遅かった。むしろ危機感をもった地方がロックダウンを始めていって、政府も流れに乗った。

・日本とヨーロッパの違い。日本はまず段取りを全て整えてから行動に移す。ヨーロッパはまず決断。それから細かいことは決めていく。問題が起きてからそれに対応していく。質問は厚生省やメディアのツイッターなので出来る。

・ロックダウン前に準備しておけばよかったものは、コンタクトレンズの洗浄液。スーパーや薬局で売っていないもの。牛乳と卵も不足している。米やパスタはある。

・小麦粉、強力粉、薄力粉がない。こういう時だからみんな家でパンなどを作ろうとしているから。ただパン屋さんは開いていて、たくさんパンを売っている。

・トイレットペーパーやティッシュペーパーは買える個数が決まっている。

・16才と12才の息子がいる。オンラインの授業があり宿題も出ている

・小さな子どもがいるとテレワークは難しい

・保育園は最初開けていたが、感染を恐れて親は行かせたがらない。祖父母には預けられないので困っている。

・ただ、医療関係者の子供は保育園で預かっている。

・病院に行く基準は、38度以上が3~4日続き、呼吸が息苦しくなると、役所に電話して支持を仰ぐ。症状によって行く病院が指定される。

・犯罪はきかない。家には人がいるので泥棒は出来ない。スーパーが混雑したときにどさくさに紛れて持って帰った人もいた。

・ロックダウンになりそうだということで、お店も自主的に閉めていった

・食料関係の物流は稼働している。国境は封鎖しているが、食料など命に関わることには許可証が発行される。

・「みんなでコロナに立ち向かおう」という広告が増えた。購買を促進するような「2個買えば1個無料」といった宣伝は禁止

・警察が町をパトロールしている。外出はフランスでは罰金だが、ベルギーはない。

・日本の大使館がコロナ関連の毎日メールを送ってきてくれる。在住者の中には英語やフランス語に不慣れな人がいるので。

 たびレジ:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html (旅行前に安全情報が得られるのでおすすめだそうです。特に今回のようなことが起きた場合は)

・携帯は無料になり、インターネットのデータ容量は倍になった。オンラインセミナーなどオンラインのビジネスが増えている。

以上です。


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