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インターナショナル幼稚園・保育園に入れるだけでは子供は英語を話せないという残酷な事実

補助金の影響もあり、インターナショナル幼稚園・保育園(便宜上、以下は幼稚園とします)への入園のハードルが下がりました。子供に苦労なく、英語を話してほしいという需要を後押しすると思います。

しかしながら、残酷な事実から入ると、インターナショナル幼稚園に入れるだけでは子供は英語を話せるようになりません。

せっかくの子供に対しての投資です。最大限に活かすためには親のテコ入れが必須です。

このあたり、勘違いしてしまい、せっかく高いお金を払っているのに効果が出ていない家庭をたくさん見てきました。

この記事は、『インターナショナル幼稚園に入れれば、それだけで英語はベ十分でしょう』と思っている方に向けて書いています。

インターナショナル幼稚園に2人の子供を入れた我が家の経験が役にたてばと思い共有します。

ちなみに、私のポジションは、『子供の英語のサポートができるのであれば、インターナショナル幼稚園はあり』というポジションです。

そのあたりもたまにツイッターで情報発信しているので興味があればフォローしてください。

どれぐらい英語できないか?

理想が高すぎるからそう思うのではないか?という反論が聞こえそうですが、そんなことはありません。

家で英語のフォローを全くしていない家庭では、幼稚園卒業後に簡単な文章すら話すことができません。

I like an apple レベルが卒業時のアウトプットです。それすら怪しい子もいます。

幼稚園から多大な投資をしてこのレベルでは、残念です。また、日本語を使う経験値はどうしても下がるので、トレードオフのアウトプットとしては寂しいですよね。しかしながら、これが現実です。

それ以上を目指すのであれば、家でのテコ入れは必須です。

ホームページとかでは英語が得意な子が取り沙汰されますが、そういった子は本当に僅かです。

毎日、家でも3時間は英語の勉強をしているとか、そもそも家では英語を使っているとか、そういう子です。

見学に行くと、結構話ししている子がいたよと安心するかもしれません。

本当にそうでしょうか?

英語が得意な子が話しをする機会が多いので、そういった子についつい着目してしまっている可能性があります。

人間、見たくないものはなかなか認識できず、期待するものがあると飛びつきがちです。

そういったバイアスによる誤解ではないか、よくよく検討してください。

インターに入れるだけでは十分ではない理由

インターに入るだけでは英語力が育たない理由はいくつかあります。

一番の理由は英語のインプットもアウトプットも機会が十分ではないからです。

まずはアウトプットから説明します。

友達と英語で話してるはずだから、大丈夫だろうと思うかもしれませんが、そんなことはありません。

日本語可のインターであれば日本語で話しします。オールイングリッシュの場合に至っては子供同士の会話をしていません。基本的な英語能力がないので話ができないのです。

もちろん、単語ぐらいはそれなりに使えるので、親から見るとなんとなく英語を話しているように見えて微笑ましいのですが、文章で話ができるとなるとハードルが高いのです。

I like an appleでコミュニケーションできますか?コミュニケーションできるレベルになければ、言語でのコミュニケーションを取らない子供が育つだけです。アウトプットの機会などありません。

インプット面をみてみましょう。

使っているカリキュラムはネイティブのものだったりしないでしょうか?その場合はうまく行かないケースが多いです。

そもそもネイティブと違い、家でも英語に触れるわけでもないですし、日常生活で自然に覚える英語が抜けています。そういう状態でネイティブのための教材を使う事自体がハードル高いです。

日本語可の幼稚園はその点では柔軟に日本の子供を対象とした教材を使っていることもあり、逆に安心かもしれません。

特に注意するべき学校

意外かもしれませんが、オールイングリッシュの学校が特に危ないです。

日本語可の幼稚園は、ひとくくりにできません。しかしながら、少なくとも日本語の運用能力は普通の幼稚園よりも著しく悪いというわけではないので、英語レベルが期待通り出なかったとしても失うものは少ないと言えます。

後述しますが、園児のネイティブ率が高い学校は例外なので、そういったところを検討しているご家庭はご安心ください

しかしながら、ほとんどの方が検討するオールイングリッシュのインターナショナル幼稚園では園児のネイティブ率はひくいのではないでしょうか?無償化の影響でさらにネイティブ率は下がっています。そういった普通のインターナショナル幼稚園は注意が必要です。

私の子供の通っていたインターナショナル幼稚園はまさにそういった幼稚園でした。

なぜ注意が必要かというと、オールイングリッシュの学校では外国人が重要な役をになっていることが多いからです。すべての外国人の方が適当とは言いませんが、適当なところが多いです。

また、先述したように、そもそもコミュニケーションができないような状況であるということも考慮に入れるひつようがあります。

任せておけば大丈夫などという先生の言うことを鵜呑みにしてはいけません。

学校以外でのサポートが重要です。本当に気をつけてください。

我が家でやったサポートなどはおいおい記事にしようと思います。我が家はインターナショナル幼稚園で満足しています。(要望があればコメントください早めに作ります)

例外

ただし、英語ネイティブ率が高い幼稚園は例外です。

その場合は、小さいときから入れれば自然に話ができるようになります。ただし、前述したように、そういったインターナショナル幼稚園は少ないです。入学時にネイティブの園児の率はチェックしてください。

ただし、ネイティブの園児は転勤が多かったり、教育の質に満足しないとすぐに転校するので、あまり参考にならないのも事実ですが・・・。

まとめ

1.インターナショナル幼稚園に子供を入れるだけでは期待通りの英語力を身に着けさせることはできない。

2.コミュニケーションを取ることができるレベルに引き上げる、親のサポートが大事。

3.ネイティブの園児の率が高い幼稚園は例外だが、ネイティブ園児率は容易に変化する。

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