安川 宏輝一般社団法人ZUAN UNION / 図案連合 代表 アートディレクター / グラフィックデザイナー 2010年、佐藤可士和氏率いるSAMURAIに入社。数々の大手企業のブランディングに携わる。 2021年に独立、様々なジャンルのクリエイターをプロジェクト単位でアサインし、最適なチームでブランディングをする一般社団法人 ZUAN UNION / 図案連合を創立。幾つかの企業にて、CCO(チーフクリエイティブオフィサー)に就任。現在の主な仕事に、バンタンのブランディ
< コンセプトシート“CREATIVE COMPASS” > このシートは、 学生時代の恩師溝口講師のコンセプトのつくり方をベースに、 長年、企業のブランディングに関わっていく中での経験を追加し、 今の時代のプロセスにフィットするようにアップデートをしました。 コンセプトをつくる上で、 項目を立ててシートを作成すると、やりたかったことが明解になります。 また、今後プロジェクトが進む先にも、ずっと方向を示してくれるものになり、ブレることがなくなります。 以下、コンセプト
< Workshop > 図形の特性について理解し、シンプルな図形のレイアウトのみで、 さまざまな表現の可能性に触れましょう。 正円のみを使用し(集積や対比、トリミングなどの手法を用いて)、 ・Positive 積極的 ・Tension 緊張感 ・Rhythm リズム というそれぞれのテーマを表現してみましょう。(A4サイズ)
HATTO CEATIVE PLAZA 新しいカルチャーの発信地として、原宿エリアの神宮前に、日本初のプリンターを導入したアパレルのファクトリーやショップ、ギャラリー、カフェ機能を持った広場が出来ました。 ロゴやネーミング、空間など、トータルブランディングに携わっています。 アパレルの常識を変える、ロスのない未来。 このめずらしいプリンターは、Tシャツやスウェットなど仕立て済みの服に、平面プリントはもちろん、クオリティの高い立体プリントや糸を使わない刺繍風のプリントが出
< Workshop > 下の図のように、A4サイズで、左から丸、四角、三角の黒塗り図形をバランス良く配置してみましょう。 < Point > ・ 高さが揃っているように。 ・ 距離が均等に見えるように。 ・ 紙面に対してのバランスを考える。 ■ Size それぞれの図形の特性を理解して、サイズ感が揃うように考えてみましょう。 高さの検証 たとえば、上の <図-003 c> のように、高さを揃えると、 四角に比べて、丸や三角が小さく見えます。 丸の上下や、三
< ロゴの成り立ち > 世にあるロゴの成り立ちを理解し、考察をしていきましょう。 ■ FedEx Design: リンドン・リーダー(ランドーアソシエイツ) Story: スピードと正確性を持って届けることが、物流の世界最大手FedExの強みであるというメッセージを、フォントのたたずまいや、“E”と“x”のホワイトスペースに見える“右向きの矢印”で表している。この“矢印のギミック”は、ロゴの成り立ちが語り継がれることを想定したアイデアである。 Comment:
< ロゴ、シンボルマーク、ロゴタイプとは > ロゴとは、企業やブランドやサービス等のイメージやメッセージを図案化し、旗印としての役割を持たせたもの。 < ロゴの構成と名称 > 下の<図-001 a>のように、 ロゴは、“シンボルマーク+ロゴタイプ型”や“ロゴタイプ型”を含めた広義の総称です。 シンボルマークは、記号的に図案化したもの。 ロゴタイプは、文字列を図案化したもの。 ちなみに、ロゴマークとは、本来無かった言葉で、和製英語です。シンボルマークも、同様です。 ロゴ
ブランディングに携わっておりますスクール事業を展開するVANTANさんと、世界的通信企業SoftBankさんとを、企業連携構想の発起人として、引き合わせをさせていただきました。 私の方で、2021年より今現在進行中で、VANTANさんのコーポレートロゴをはじめ、十数個の各スクールのロゴ、空間やコンセプトなど、トータルブランディングをさせていただいております。 そのような中、VANTANというスクールのビジョンとポジションの面白さを、SoftBankさんに語っていたところ、今
初めての試みですが、ブランディングさせていただくクライアントさんとのミーティングをオープンな会としつつ、 ゴミ拾いと観光を兼ねたイベントにしました。 クライアントさんは、埼玉の長瀞町(ながとろまち)で、水上スポーツのSUPでゴミ拾いの活動などをし、川の環境問題に取り組み、 子供たちに川遊びをプレゼントすることを目的としたWITH RIVERさんです。 WITH RIVERさんとは、まさにこれからコーポレートロゴを含めたブランディングをスタートしていくところです。 私自身
“CREATIVE VIZION(クリエイティブ ヴィジョン)”のシリーズ投稿は、主にクリエイターに向けてクリエイティブの考え方を共有する“クリエイティブ オープンソース”です。 #003は、株式会社 百年防災社さんの名刺について。 “ベンチャーが考える防災”の百年防災社さんのブランディングに携わっており、名刺の在り方を考えました。 “希望”を想起させるコーポレートカラーの桜色の紙をセレクトし、 合紙というやり方で、この桜色の紙をサンドするように、白い紙で挟むという仕様
あらまし 誰でも気軽にブランディングの相談ができるクリエイティブ診療の場を開設しました。 ほんの少し相談したいことがあるといった方に、 ほんの少しでもお役に立てればと思っております。 [時間] 1時間程度 [料金] ¥500を世にある好きな団体に寄付をしていただく [場所] 埼玉県 小川町 “薪をくべる”(リモートも可) [予約] in4@zuanunion.comにご希望日時をお送りください 普段のお仕事とは別で、地域の診療の場として、自然や歴史がありながらも新しい
“CREATIVE VIZION(クリエイティブ ヴィジョン)”のシリーズ投稿は、主にクリエイターに向けてクリエイティブの考え方を共有する“クリエイティブ オープンソース”です。 #002は、株式会社 百年防災社さんのロゴについて。 株式会社 百年防災社さんのブランディングに携わっています。 “ベンチャーが考える防災”という切り口がとても面白いと感じているプロジェクトです。 <ロゴ フォルム> 同社では、災害対策における“共助”という考えのもと、「みんなで、生き延びる
“CREATIVE VIZION(クリエイティブ ヴィジョン)”のシリーズ投稿は、主にクリエイターに向けてクリエイティブの考え方を共有する“クリエイティブ オープンソース”です。 #001は、弊団体 一般社団法人 ZUAN UNION / 図案連合の名刺について。 名刺は、その企業の理念を基に考えをプロットするので、今回の考え方は、常に他ケースと同じメソッドとは限りません。 <レイアウト> 一般社団法人 ZUAN UNION / 図案連合は、屋号の通り、“ZUAN”
僕は、独立とともに、 一般社団法人 ZUAN UNION / 図案連合という組織を作りました。 様々なジャンルのクリエイターを集めた、ゆるやかなつながりを“連合”と定義しました。 今のメインの仕事は、 企業や個人のロゴデザインを中心にした「ブランディング」です。 依頼されたプロジェクトに適したメンバーを僕がアサインして、最適化されたチームでデザインを提案するというスタイルです。 僕がアートディレクターとして、 「グラフィック、空間、Web、映像、フォト、音楽」というクリエ
デザインとは何か? クリエイターとして本当は、このnoteの遠い先の最終回にも書きたいテーマでもあるわけですが、僕の仕事や考え方を知ってもらいたいので、僕自身が捉えている定義について触れようと思います。 デザインとは、 見た目や機能を用いて、計画的に人に伝えるもの。 ということだと思っています。 簡単には、 誰かしらが意味を持ってつくったものすべてはデザインです。 たとえば今見えているものや、触れているもののほとんどのこと。 僕の仕事で関わりが深いものには、 ・ ロ
グラフィックデザイナー / アートディレクターの安川宏輝です。1986年生まれ。大学で土木工学都市システムを専攻し卒業後、専門スクールのバンタンにてグラフィックデザイン科で学びました。 2010年に、佐藤可士和氏率いるクリエイティブスタジオ SAMURAIにグラフィックデザイナーとして入社しました。 約11年間、グラフィックデザインは勿論、ブランド戦略の経験値を積み、 2021年秋、一般社団法人 ZUAN UNION / 図案連合を設立、独立をしました。 これから、デザイン