Project A.I.D「A.I.D」の歌詞考察　～3人の名前～

流木といいます。Project A.I.Dの考察をひっそりと続けている者です。
（長々書いてしまったので、大事なところだけ太字にしました。
太字だけでだいだい分かるようになってます。）

待ちに待った新曲「A.I.D」。のあごん曰く「3人の名を意味する言葉が隠れていたり、、、！」とのことで、この曲を読み解ければ物語の核心に迫ることができるかもしれません！
（以下、3人の名前表記はあだ名無しで統一させて頂きます。）

＊Project A.I.Dの世界観にある程度踏み込んだ人向けの内容です。
世界観って何？という方はこちらの記事
https://note.com/old_moon/n/n74701bd5f957
をご覧ください。とても分かりやすくまとめてくださっています。

それでは本編です。
私の意見としては、名前と歌詞の対応は
NoA→「ゴフィルの巨大なあの舟艇は」
Io→「ガリレオは悲劇の女神と名付け歴史に与えた光だった」
まな/マナ→「少しでも愛（ちから）になれるのなら」
になります。
（マナだけ「ひらがな/カタカナ」なのは後で説明します）

NoAの名前ですが、ノアの箱舟伝説が由来
と思われます。
ゴフィルについて。Wikipediaによると
「ゴフェル（あるいはゴフェルの木）とは、聖書に一度だけ出てくる語(en:Hapax legomenon)であり、ノアの方舟を建造する際にその素材として用いられた木、とされている。」とあります。
これなら歌詞中の「巨大なあの舟艇」にもつながりますね。

さらにHermesからNoAを守ったとされるArkのTwitterユーザー名は
「Noahs＿ark_aid」
これ、Noah's Arkというのがそのままノアの箱舟の英訳になってます。
https://twitter.com/Noahs_ark_aid

「ゴフィル＋Noah's Ark」の2つでノアの箱舟説が濃厚
というわけですね。
正直なところ、ゴフィル以外で既に決着がついていた話なので
再確認といった印象が強かったです。

次にIoの名前ですが、ガリレオが発見した木星の衛星「イオ」が由来
と思われます。

まず、ガリレオが発見した星についてですが
彼は「ガニメデ」「エウロパ」「イオ」「カリスト」の4つの星を発見しました。ただし、ガリレオ自身はこのような名前は付けていません。
（Wikipediaによると、ガリレオとほぼ同時期に発見したシモン・マリウスという方の命名だそうです。）

さらには名前のモチーフになったギリシャ神話のイオも女神かどうかよく分かりません。
ネットで調べた限りではありますが、「女性」「水の精」といった記述にとどまります。（ただし、悲劇に見舞われたのは合っています。）
何だか雲行きが怪しいですね。

ここでカギを握るのが曲の構成です。

私は素人なので音楽について詳しいことはよくわかりませんが、
取りあえずこの曲はサビ（パート）が3回あります。
そして、そのサビ（パート）ごとに3人に対応していると捉えることができます。

「はじめ→NoA」
「中間→Io」
「ラスト→マナ」

はじめがNoAに対応しているのは上で述べた通りです。ラストに
マナが来るのは、ラストに入る前にソロパートが入るためです。
となると、必然的にIoは中間に入ることになります。

そういうわけで、歌詞と実際の情報との差はありますが
「ガリレオが見つけた＋悲劇の女神＋曲の構成」の3つで
木星の衛星「イオ」説が濃厚となります。

ただ、これに関してはArgosの存在もあるので個人的には
ギリシャ神話のイオ（だから女の子っぽい）も可能性としては捨てきれないかなと思っています。

最後に、まな/マナの由来です。
何であえてひらがな/カタカナなのかは読みが関係するからです。

歌詞をみると
「少しでも愛（ちから）になれるのなら」
とありますが、愛（ちから）がポイントです。

漢字の愛は訓読みで「まな」と読むことができます。

さらにカタカナのマナはWikipediaによると
「マナ（mana）は、太平洋の島嶼で見られる原始的な宗教において、神秘的な力の源とされる概念である。」
マナは力を表す言葉であるということです。ルビに対応しますね。

このことから「漢字の読み＋ルビの由来」の2つでまな（愛）とマナ（力）説が濃厚だと思います。今までモチーフがつかみにくかったマナの正体に迫るヒントになるかもしれません。
（Hermesとの関係がこのままだとよくわからないので、小出しのヒントなのかなと個人的には思っています。）

3人の名前をまとめると
NoA→ノアの箱舟
Io→木星の衛星「イオ」
マナ→まな（愛）とマナ（力）
となります。

以上になります。ごり押し感が否めない記事となってしまいましたが、
楽しんで頂けたなら幸いです。
長々とお付き合い頂きありがとうございました。
これから本格始動するAIDには目が離せませんね！

追記　記事を書いていたら、、、こんなことってあるんですね。
https://twitter.com/ProjectAID_NoA/status/1386971948341596166?s=20