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キラメキ日誌18日目 所が考える“今”の時間


朝4時半の空気を知っていますか。


4月頃まではまだ真っ暗で、
空にぽっかり浮かぶ月が欠けたり満ちたりする様子を眺めながら
日々が過ぎ去っているのを実感していたのですが、
最近の4時半は仄明るさを感じます。

遠くの空は朝焼けの赤。
頬を撫でる風はまだ少し冷たい。

ここ数日は日中すっかり暑さを感じるようになりましたが、
早朝の空気は清々しく透き通って、
吸い込むと昨日の疲れが洗われていくようです。


ご挨拶が遅くなりました。
お久しぶりです、所です。
以前noteを書かせていただいてから1ヶ月ほど経ったのですね。早いものです。

さて、何故早朝の話を書いたのかというと。
(私自身がその時間に家を出ているからというのは勿論そうなのですが)
人間の一生を1日に例える「人生時計」という考え方をした際、
キラメキに登場する中高校生の彼女らは
だいたいそのくらいの時間になるのだなあとふと思ったのです。


まだ何者にも染められていない、
曖昧で、不確かな。
けれども、中高生の、所謂“青春時代”と呼ばれる頃の記憶は、
苦い記憶も含めてなんだかキラキラしていませんか。
なんか、そういうことなのかあ……と。
今日も私は早朝の空を眺めながら、しゃんと背筋を伸ばしたわけでした。

かくいう自分は人生時計でいうと朝8時頃。
目を覚まして朝の準備をする時間帯です。
さーて、どうやってこの1日を過ごすか決めなければ。

これを読んでくださっている皆さんは何時頃を過ごしていらっしゃるんでしょうかね。

さて、仮に公演準備期間を1日に例えるとすると
おそらく今はもう22時頃。
人生時計で言えばもう余生をのんびりと過ごす時間帯なのですが…………
いいえ、我々はそういうわけにもいきません。
いよいよ稽古も大詰めです。
最近は通し稽古を行うことも多く、
全編を通して自分の役割、各シーンの意味などを
実際に感じながら再認識しています。

人生時計ならぬ「公演時計」の長針と短針が天辺で重なったとき、幕が上がるのです。
そしてそれが、もう目前に迫っている。まさに秒読み。
「時間は待ってくれない」とはよく言ったものですね。

焦りが無いと言えば嘘になります。
しかしながら、これまで過ごしてきた22時間は確かに“ここ”にある。
それは今も感じています。
そして残りの2時間に全身全霊を掛けて挑んでいく所存です。
天辺に辿り着いたそのとき、皆様に煌めいた自分たちを観ていただく為に。


それでは、劇場でお待ちしております。
是非、我々の24時間を目撃してください。


さて、次のnoteはなめちゃん!
彼女とは1ヶ月前より更に話す機会が増しました。
私は勝手に相棒だと思っているよ!!いつもありがとう!

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