世界の大規模火事
「火事が一週間も続くって怠慢じゃない?」
山火事が続くニュースに、初期消火さえ普通に出来ていれば、すぐ終わるもんなんだからなんで半年も消せないの?と話をしていました。
それはだいぶ昔の2019年ブラジル、アマゾン川の大規模火災のときの話です。
その後も世界各地で数日以上続く火事が散発しています。主な事件をあげると、
カリフォルニア州の火事
昨年シリコンバレーから見た空が煙で灰色だと聞きました。
記事によるとコロナ禍でもあり大変だったようです。
オーストラリアの火事
オーストラリアでは大規模山火事が昨年のこの時期にやっと鎮火しました。
ビクトリア州の個別火災が合体して大規模な火災となり避難していました。
また、別に今もフレーザー島で六週間森林火災が続いています。43度の熱波により砂の島は7万ヘクタール焼失。
タスマニアでは世界の他の生態系にない古代の原生林が山火事により焼失。
記事をあさると
オーストラリアのニューサウスウェールズ州とビクトリア州で2019年9月頃から始まった山火事は、すでに消失面積が北海道と岩手県の面積の合計より少し広い10万km2に到達。25人がすでに死亡。シドニー大学の推計によると野生動物4.8億頭が犠牲。同地域を生息地とするコアラも生息数の約30%に相当する8,000頭が死亡したと見られれている。家屋もニューサウスウェールズ州だけで1,500棟以上が焼失した。
だそうです。ユーカリの木が燃えやすいそうです。
ブラジル、アマゾンの火事
当時の記事を再度みなおし、下記の記事によると
2019年に、生物多様性の宝庫といわれるアマゾンで失われた森林面積は、およそ9,166平方キロ。過去5年間で、最悪の被害が生じた1年となりました。
また、アマゾンの南、ボリビア、パラグアイにかけて広がるパンタナールの大湿地帯でも火災が発生。国立公園を含む各地で、被害が広がりました。
冬の雨期の到来で火災は鎮火しましたが、1-10月の間に1万8,000平方キロ以上が燃え、その後も火災は広がったと報告されており、11月の終わりまでには、前年比で7.1倍もの焼失面積が記録されました。
森林伐採や、畑を耕すための焼き畑農業もあり単純な過失でないのが環境活動家には許せないところ。
インドネシアの山火事
https://www.google.com/amp/s/www.wwf.or.jp/activities/activity/4103.html
泥炭のせいで火が消えないそうです。
これだけ大規模なのに全くアップデートしていない。世界では色々な大規模火災が発生したのが調べるとわかりました。
足利市の火事🔥
日本は世界と違い日本は人口密度が高くて消防システムが整っているからあり得ないよね。
前言撤回しないとです。
麻生太郎閣下が日本は民度が違うという発言をされていましたが、今回の山火事は単純に降水タイミングの差に過ぎないようです。
あっちゃぁ、先月2月21日に発生した足利市の山火事は9日続いています。
今回の山火事で106平方キロメートル焼失したそうです。
地域住民305人が批難し、
昨日時点で水は217万リットル放水しました。
この放水のうち自衛隊のヘリコプターは約四百回往復。災害救援に自衛隊は今では当たり前になりました。
栃木消防士はのべ1017人参加って少なく感じます。
昨日時点でこれ以上延焼しない鎮圧という状況も、約千回ヘリコプターが散水しても、一回の降雨にはかなわないという自然の摂理です。
何が大規模山火事の原因なのか説明していました。天・地・人でまとめます。
天
乾燥していて発火しやすい環境
冬の落ち葉で、種火が残る
雷が多発するので火が飛ぶ
そもそも雨がずっと降っていない。
地
木々が密集していて消防器具が入れない
夜は暗くて消火活動出来ない
近くに水源が無いのでヘリコプターが放水
人
ハイカーによる火の不始末?
物見遊山のドローンが邪魔
過疎で消火活動もままならない。
聞けば聞くほど、これからも幾度もこんな山林火事は起こりそうです。
世界の山火事の規模
再掲になりますが規模感を大きさで示します。
分かりずらいので縮尺をあわせて図示してみます。
510,065,600km²地球の表面積 海の青を含む
147,244,000km²陸地の面積 黄色の陸地を含む
39,991,340km²森林の面積 緑色
4,935,380km²ブラジルの森林の面積 濃い緑色
325,000km²ブラジルの焼失森林火災の面積 赤色
106平方キロメートルの足利市山火事 点
図示するとこんな感じ。
まとめ
山火事を捕まえて気候変動のせいだとおっしゃる環境活動家たちがいます。
異常小雨や干魃により発火する、それが継続するからだそうです。
また、猛暑も森林火災を引き起こすらしく、上のカリフォルニア州やオーストラリア、他にもギリシャなどでも起こっているのはこれが大きな原因らしいです。火事により周囲も更に乾燥していき、悪循環になるそうです。
こんな環境下で一度、山林火事になると、消火活動が困難で燃えきるのを待つのみ、焦げた土地しか残らないので生態系は死滅する。またヘリコプターから撒かれた赤い難燃剤は環境に良くないそうです。
火事が良くないのは分かりますが、活動家たちのコメントは熱いですね。
それにしても、一去年から大規模火事が散発しているのに、身近の足利市の山火事がくるまで天・地・人の原因なんて知りませんでした。想像力が貧弱ということだと思います。
インドネシアなんてあれだけ大型でも知りませんでしたし、それに比べて小さな日本国内なら大騒ぎ。
まあ、地球号の中でもその瞬間で火災が起こる地域なんて図示したように極小なので肌感覚では日常生活のなかで実感出来ません。
YELLOW MONKEYのJAMという曲で、「日本人の被害者はいませんでした。いませんでした。いませんでした。」という歌詞の概要があります。著作権の関係で調べず記憶だけで書いています。
後の悪影響は有れど、当事者でなれけばこんなもんです。知り合いが居ないとほとんど関心も持てません。一昨年でさえもこんなもんですから10年前の3.11も風化しそうですね。
当事者意識を持って、勉学に勤しまず、極寒のなかでもホテルに泊まらずテントで野宿するグレタさんには頭が下がります。