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エッセイと呼ぶにはおこがましいモノ

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エッセイっていうとなんだか大袈裟なだなぁと思ってしまう今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。なんだか恥ずかしいようなソワソワする気持ちでマガジン化しております。
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2021年12月の記事一覧

小さな小さな日常の怖いもの。

小さな小さな日常の怖いもの。

怖がりで小心者の私です。
以下、誰か共感してくれますか?

ある一定の距離から近づいてくる近所の人姿も顔も認識できるけれど声をかける距離ではないってところから、徐々に近づいてくるまでの間にいつ挨拶するのが正解ですか。
体感時間10分。実際30秒。心がざわざわします。しかも親しくもない近所の人にどれくらいのトーンで挨拶すればいいんでしょうか。

病院の待合室、同様にサウナ小さな空間で他人と過ごさなき

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運動会でコケるお父さんの気持ちが分かった。

運動会でコケるお父さんの気持ちが分かった。

私は中学は美術部、高校は美術科、芸大出身です。

でも絵が描けないのです。
それはもう全く描けないのです。

お恥ずかしいことに
思った場所に線を描けない。
イラストで誤魔化さずに『手』『腕』『足』『胴体』が描けない
ひとつの絵を描くのに2時間かかる
右向きの顔が描けない
思った通りに粘土が盛れない
モチーフを特徴的に捉えられない
筆の使い方を忘れている

書いてて悲しくなってきました。

これは

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【傷口】脚本版

【傷口】脚本版

登場人物姉21歳
妹21歳
男23歳
姉友人21歳

何が言いたいか形にもならない、ごく薄い悪意。判断しない、放置するのも悪意。

モチーフ口裂け女現代バージョン

〇集中治療室前、夏の夜21時をさす時計。男と妹が待合室の長椅子に腰掛け、うつむき待っている。
手術中のライトが消え、手術室のドアが開く。執刀医登場。かけよる妹と男
妹「先生、姉は」
医師「命に別状はありませんが、どうしても顔の傷は残り

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