あなたの強み

昔から小説や漫画を読むのが人より好きだったので、自分でも本を書くようになった。
気付いたら国語だけは人よりもできるようになっていた。
大学では小説を書いたり編集したりしていたので、ゼミの卒論で書いた小説では秀をもらって卒業した。

国語を教える仕事に就いてからも、採用試験の勉強もそこそこに、隙をみては小説を書いて毎年応募していた。
そして昨年、やっと文章を書いたり教えたりするのが自分の仕事になった。

結局のところ、自分が一番時間を割いたことがその人の武器になる。
たとえそれが苦しんだことであってもそうだ。
どんなに苦しいことであっても、向き合い続けたならそれがあなたの武器になる。