見出し画像

『#9110』のハッキング・行政対象暴力・テレポーテーション強盗

私が表題に挙げたのは『対策のいたちごっこの果てに想定される特殊詐欺対策の末路』である。

警察当局が特殊詐欺の撲滅に躍起になっているようだが、この国の、いや、全世界の犯罪状況の進歩を考えた場合、今粘り強く行っている対策は完全に焼け石に水になることが明らかになると思う。

最初に挙げた『#9110』のハッキングだが、2024年にNTTが実施する固定電話のIP網移管でインターネット空間での通話となることから特殊詐欺グループにすればハッキングがやりやすいのではと思う。詐欺グループが『#9110』にコンピューターウイルスを忍ばせ機能そのものを全国的に壊滅させ特殊詐欺をやりやすくしてしまう可能性に気づいていないのではと考える。

2つ目の行政対象暴力は、啓発を繰り返す特殊詐欺対策を行う自治体の窓口を襲撃し行政機関に公費でみかじめ料を請求し、拒否を続けるエスカレートのあまりに担当者が誘拐され、最後には巨額の身代金を払う事態になる末路。

3つ目のテレポーテーション強盗は、詐欺集団が超能力を使い高齢者の高額預貯金口座を特定しテレポーテーションを行使して自分の口座に資金を移すというもの。これなら電話も受け子も何もいらない。手っ取り早く現金が入手できる手段になり、特殊詐欺以上に防ぐのは困難になり、『超能力犯罪』まで取り締まれない現行の法整備場では警察も完全にお手上げになるはずだ。

私は、以前このnoteで超能力犯罪に対する危機管理の欠如に関してこんなことを書いた。

特殊詐欺に関しても最悪をはるかに超えるありえない事象に対する対策をしないと根本解決は遠いのではないかと思っている。あらゆるシミュレーションを100通り、1000通り、1万通り…もう一億通り一兆通りくらい描かないと完全撲滅なんて絵に描いた餅。警察も生活安全当局も犯罪対策に関する最悪以上のシミュレーションを描く必要があることを全く分かっていないなと日々思っているのだ。

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?