唾液だけで口腔内崩壊錠は服用できない

私の病院通いでもらう薬の中で心療内科で処方されるリスペリドン錠とペインクリニックから処方されるイルアミクス錠(鎮痛用途の内服薬で血圧上昇しやすいので服用)の2つが口腔内崩壊錠で処方されている。実は、飲み方に関して譲れないものがある。

一般論だと、口腔内崩壊錠の場合、口の中で溶解し唾液で服用可能な構造にしているため、必ずしも水は必要ないのだが、私はこの方式の服用で口腔内に違和感を多々持った。水なしで飲もうとするとどうも後味が悪く時間が経ってから飲水すると舌の感覚がおかしくなるのである。処方された薬局で『ラムネの原理だから』とは言われてみたものの舌がザラザラしたりドライマウスでも起きたような錯覚に襲われる。

このような理由もあり、唾液で口腔内崩壊錠は飲めないのである。どう付き合うかとなると、はやり十分な量の水は欠かせないのだ。

では、どう服用するかだが。

普通の錠剤のような服用方法に徹するか、あるいは錠剤だけ唾液で溶かして『追い水』としてたっぷりの水で飲み下すというもの。これをやらないと口の中が荒れてとんでもない事態になりやすい。

幸い、腎機能に支障がないのでこんな方法になるのだが、『水なしで飲める薬』の飲み方には騙されたくないほうだ。私の父親が一時期服用していた糖尿病患者が使うα-グルコシダーゼ阻害剤以外は認めたくないのが正直な気持ちだ。

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