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北海道内民放テレビ局の『気象協会離れ』

テレビ局の気象情報は大抵の局がウェザーニューズか日本気象協会のフォーマットを使うセオリーがある。この2社によらないウェザーマップからフォーマットの提供を受けている局も一時期のTOKYO MXのようにいた。

私が暮らす北海道の民放局も、大半の局がウェザーニューズのフォーマットへの移行が進み、気象協会系を使用となると北海道放送(HBC)しか残っていないのが事実。でも…

HBCの場合、気象業務法による予報事業者の先駆けでもあることから、独自に出す予報の基準にするのであればウェザーマップのフォーマットが使えるのではないかと思っている。そう考えた場合、北海道内の民放局の『気象協会離れ』が決定的になり、NHKしかもう使わない代物になる可能性が出てきている。そんなNHKですら、気象官署・測候地点に載らない市町村によってはそっちの予報もウェザーニューズやウェザーマップに作成委託していることもある。

今、NHK(地元局)の天気予報はあまり聞くことはないが、テレビに関しては札幌が番組によるが気象協会とウェザーマップ、地方拠点はウェザーマップと気象予報士の棲み分けが聴いているようである。ただ、ラジオとなると朝の『マイあさ』の時間帯の予報だけは気象協会(北海道支社)のスタジオとを結ぶ方式がとられているようである。札幌テレビ放送がウェザーニューズのフォーマットに乗り換えた際も、子会社のSTVラジオが気象協会のスタジオから受ける方式を継続していたようだが…今でもそうなのかな?

確かに、予報の確度でいえばウェザーニューズのほうが信頼度が高い傾向があり、気象協会の出す予報も『甘い』方向に終始してしまう向きから信頼度が落ちてしまう方向になってしまったのだろう。顕著な大雨に関しても、ウェザーニューズにある『空をライブ』的な機能に関しても、ウェザーマップでさえも『Yahoo!天気』のアプリでその機能の開発で協力している方向もあり、その方向で出遅れた気象協会は北海道の天気予報から消滅する可能性も…無きにしも非ずなのか。

※表題の写真は昨年12月に今シーズン最初の近所の雪かきに出た日の朝撮ったもの

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