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日テレには『チャリティー事業』の抜本改革以外に再生の道なし!

2月17日、日本テレビが『24時間テレビ』をめぐる系列局での着服問題に関する調査報告と再発防止策について説明する特別番組を放送した。

番組内では、現金管理等に関した厳格化などの再発防止策に関して説明があったが、私は抜け穴的にもう一波乱ありそうで抜本改革はまだ遠いと思っている。番組そのものについても、ほとんどの年でタレントが起用されたジャニーズ事務所の問題もあって、視聴ボイコットや放送終了を求める声も多いのが事実。

私は、この問題の究極の再発防止策は次の2点にあると思っている。

  • 番組そのものの終了と他の歌番組への整理統合

  • 日本テレビ自体におけるチャリティー事業の抜本改革

以下、いくらか論点整理させてもらう。


1 番組の完全終了

これはネット上の世論にも多数あったが、ジャニーズ事務所への忖度が優先され他のタレントを起用することが許されない風土があり、また、完全に『歌番組 』の要素も強くなっていることから、一度立ち止まる意味で番組を完全に終了させるべきである。

2 他の歌番組への統合整理

サブタイトルの『愛は地球を救う』というコンセプトに関しては、別の歌番組で取り上げる際に活用が効くはずのため、同じ夏の歌番組である『THE MUSIC DAY』のサブタイトルに移管して統合し、そこでチャリティーレポートを織り交ぜればよいのではないか。

3 募金の『基金化』、そして募金の通年化

これまで24時間テレビは8月の放送の際に一発で浄財を集めていたがこれについても通年実施に切り替え、浄財そのものも『24時間テレビ基金』のように基金化して運用し、特定の時期に事業実施することなく通年での支援にするほうが慈善の意味を成すのでは?

4 チャリティー担当法人の一本化

今回私が考える『チャリティー事業の抜本改革』の本丸である。番組の運営や募金を担う『24時間テレビチャリティー委員会』が公益社団法人として存在しているが、これを廃止し、同じ日テレグループ内で福祉事業も担う『日本テレビ小鳩文化事業団』に吸収統合すべきではないか。『小鳩文化』の中に24時間テレビの事業を引き継ぐ本部を設置し募金事業を含め効率化したほうが無駄を省いてすっきりする。

まとめ

今回の不祥事は、小鳩文化事業団には任せられないゆえの『おらが村』の理論がまかり通っていたのも発生の発端にあると私は思っている。番組がなくなるに越したことはないと思っているが、番組が残ったとしても、今までの事務の遂行では到底信頼を得られないと思っている。おそらく、視聴者の中には、私のような考えを持っている方はいると思うので、願わくば、小鳩文化事業団への一本化による『チャリティー事業のスリム化』という着地点だけでも実現しないと納得なんでできないであろう。

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