洗脳

最近「親ガチャ」という言葉をよく聞くが子供が親を選べないように、親も子を選べないのが現実だ

私は親にそこそこな感謝をしているが親になりたいとは思えないしそれでもふとした時に親に似ているなと感じる時とても苦しくなる

私の母は完璧主義でいつでもどこでも隙を見せない
自分が1番正しいのだと思いながら生きている
そんな人間だ
それ故自分にも他人にも厳しくなってしまい「気を抜く」とか「寛容になる」「客観視して一度考え直す」という事ができない

一方で私の父は放任主義でイエスマン
不満があっても言葉にはしない、側からみれば感情の波が無く怒りもなければ嬉しいという感情もないお人好しという感じの人間だ

幼い頃から「1番でなければ意味がない」「お行儀よくしなさい」「なんでこんな事もできないの」
「あなた達は五体満足で生まれてこれて幸せだね」
そう言われ続け、怒ればヒステリックになって泣きそうになりながら私たちを叩く母親と何も干渉しない父親の元で育った私はそれが幸せなんだと思い込むしかなかったのだ

幼い頃から叩き込まれた常識や理屈は今の社会ではあまり役には立たなかった

私は両親が悪いと思っているわけでは無く、私の人格と両親の育て方が合わなかっただけだと考えている

私の人生の中で「褒められる」ということがなかったせいで常に劣等感を感じ自己肯定感は低くなり承認欲求ばかりが増してしまい自分のわがままを貫き通すことで生きる意味を見出していた時期もあった

今ではマシにはなったものの幼少期から十数年も根付いてしまった教育というものはその人の根本であり数年で変えることができないのだと日々実感する

両親がいてネグレクトがないからといって幸せな家庭だとは言えない例もあるということだ

確かによく躾をされて旅行にも行き幸せな家族を演じたかったのかもしれないが結果的に子供3人が精神が不安定でフラフラとしているのが現状なので総括すると私の家族はマイナスになってしまったのだと思う

不幸自慢というよりは「家族」というものに縛り付けられて苦しんでいる人間も一定数存在しているというお話だ

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