第106回選手権大会《4日目を終えて》

第一試合　中京大中京vs宮崎商

　　　　	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
宮崎商　	0	0	0	0	0	2	1	0	0	3
中京　　	0	0	0	2	0	0	2	0	×	4

シーソーゲームを継投で中京が制する！

先制したのは中京4回裏、足を使って掻き乱し4安打を集め2点。

宮崎商も6回表、犠飛とタイムリー3塁打で同点に追い付き中京エース中井を引き摺り下ろす。

先に継投に入った中京は田中が7回表、4番上山へ外一辺倒の配球が甘くなりレフト前へ勝ち越しタイムリーを打たれる。

先発上山を続投の宮崎商は逆転した7回裏、不運なポテン二塁打から中京4番杉浦に同点打、5番仲に逆転打を打たれたところで小野へ継投に。
継投が鍵のシーソーゲームになってきた。

中京2番手田中は8回9回を三者凡退に抑えて1点差で逃げ切った。

宮崎商は2番手小野がノーヒットに抑えたから、継投がワンテンポ遅れてしまった感が出てしまったが、先発の上山はスライダーが良く決まっていたので難しかったですね。

第二試合　木更津総合vs神村学園

　　　　	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
木更津	0	0	1	0	0	2	1	0	1	5
神村学園	0	1	0	0	0	2	4	1	×	8

エース今村の好投と二桁安打で難敵撃破！

5回終わって1-1、木更津エース千葉、神村エース今村、両投手とも被安打2の好投と好守で引き締まったゲームに。

クーリングタイム明けから試合は動き出す。

6回表、木更津打線はカウントをとりに来る初球のカーブを狙い打ちで2点を勝ち越す。
五島監督の指示でしょうね。

その裏、神村学園もすぐさま2点取り返し同点に、7回も木更津が1点勝ち越すと、その裏神村学園がすぐに追い付く。
木更津はここで好投の千葉から石沢へ継投、千葉のスライダーに全く合っていなかった3番今岡が代わった石沢から逆転のタイムリー3塁打で逆転に成功、更に2点を追加し7-4と突き放す。

最終回、無死満塁とチャンスを作った木更津だったが、8-5でゲームセット。
ナイスゲームでした👏

取られたらすぐに取り返す神村打線と昨夏、市和歌山戦で1回持たずに降板したエース今村の成長につきますね。

木更津は最後に投げた2年生川端が1点取られましたが147kmのストレート、来年も楽しみな投手でした。

第三試合　聖カタリナvs岡山学芸館

　　　　	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
カタリナ	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
岡山学芸	0	0	0	0	1	0	0	0	×	1

四球と失策を犯さない守り勝ち！

聖カタリナ有馬、岡山学芸館沖田の両先発が好投で動きの少ない膠着状態の試合。

5回裏、岡山学芸館はヒット、送りバント、失策、四球で一死満塁として犠飛で先制。
1安打で1点をもぎ取った。

8回表、聖カタリナは先頭打者が2塁打で出塁し絶好のチャンスを作るも、バント失敗、ヒット、スクイズ失敗で無得点。

沖田は8回被安打4、奪三振7、与四死球1の無失点で9回を丹波に託す。
評判通りの制球力で好投手でした。

9回表、聖カタリナはまた先頭打者が内野安打で出塁するも牽制死でチャンスを潰す。

無失策、与四死球1で岡山学芸館が打てなくても負けない野球で守り勝ち。

第四試合　掛川西vs日本航空

　　　　	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
掛川西　	3	0	0	1	0	0	4	0	0	8
日本航空	2	2	0	0	0	0	0	0	0	4

富士山ダービーは集中打で掛川西が制する！

掛川西は初回、日本航空先発の左腕高木に先頭から4人の左打者が4連打を浴びせ3点を先制。

しかし、打ち合いなら日本航空も負けていない、1回2点、2回2点取って逆転。
4回に掛川西が同点に追い付き、振り出しへ戻る。

7回表、掛川西は二死から四球を挟む5連打で一挙4点、2度目の集中打で突き放す。

掛川西15安打、日本航空12安打の打撃戦でしたが集中打の差が出ましたね。

掛川西は先発高橋〜増井と繋いで打たれながらも逃げ切り、60年ぶりの勝利を挙げた。

ゾウさん予想は10勝3敗。