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第105回選手権大会出場校紹介

南北海道代表

北海 2年ぶり40回目

《戦歴》
7-3札幌静修
10-0札幌月寒
8-1函館中部
3-2立命館慶祥
7-2駒大苫小牧
12-2北海道栄

春の全道王者、大本命の北海が危なげなく順当に勝ち上がった。
4番熊谷は6試合で5本塁打の超強打者、エース岡田は最速147kmの本格派右腕、全国レベルのエースと4番に引っ張られ北の名門が全国最多40回目の甲子園へ。

福島県代表

聖光学院 2年連続18回目

《戦歴》
9-2帝京安積
10-0学法福島
10-0ふたば未来学園
19-5郡山
11×-10学法石川

前仙台育英監督佐々木順一朗率いる学法石川との決勝戦、一時は5-1から追い付き、延長タイブレークへ。先攻の学法石川が4点取り、勝負あったと思われたが、その裏5点取り返してサヨナラ勝ち。
13年連続出場の実績を持ち福島県では負けない聖光学院が絶対王者の貫禄を見せた。
昨夏選手権ベスト4メンバーの1番高中、4番三好が中心、1試合平均11.8点、打のチーム。

栃木県代表

文星芸大付 16年ぶり11回目

《戦歴》
5-1宇都宮短大付
7-1小山西
3-2烏山
13-2国学院栃木
6×-5作新学院

決勝戦は9回表5-1のリードから作新学院の神懸かり的な粘りで5-5と同点にされるも、その裏、5番黒崎のサヨナラホームランでとどめを刺し無敵艦隊作新学院を沈める。
文星芸大黒崎は捕手で5-4の一点リードの二死二塁、2ストライクから内角の際どい球を捕球した途端、ストライク見逃し三振と勝手に判断し、飛び上がってマウンドへ小躍りで向かってしまい、ボール判定、気まずい雰囲気の後、同点タイムリーを浴びてしまった。本人もやらかしてしまった感、満載でしたが汚名挽回の一打で良かったですね。
作新学院は昨夏代表となった国学院栃木との準決勝でも驚異の粘りで最終回に追い付いたが、サヨナラホームランで敗れた再現の様な試合だった。小針作新2年連続サヨナラ弾で甲子園を逃すことに。
秋以降県内公式戦無敗の作新学院相手に追い詰められながらも最後にうっちゃった文星芸大付、お見事です。

新潟県代表

東京学館新潟 初出場

《戦歴》
9-1柏崎常盤・柏崎総合・久比岐
8-3新潟
10-0小千谷
9-8日本文理
6-0北越
6×-5中越

本命の帝京長岡が早々に敗退し、日本文理、北越、中越と新潟県の強豪をなぎ倒し初出場。中越との決勝戦は一時は4点差をつけられたが、9回裏二死二塁から同点に追い付き、その後サヨナラタイムリーで逆転勝ち。
新潟県は日本文理も大井監督が退任してから絶対的な力が無くなり、元プロ野球出身の芝草宇宙監督率いる帝京長岡が台頭し始めて、東京学館新潟と群雄割拠に突入。

岡山県代表

おかやま山陽 6年ぶり2回目

《戦歴》
6-2倉敷
4-0倉敷翠松
6-4就実
9-2玉野光南
4-2倉敷商

注目の門馬監督率いる創志学園が初戦敗退で気が抜けてしまった岡山県大会、昨秋の県優勝校が勝ち上がった。
門馬創志学園の甲子園は2年後かな?

鳥取県代表

鳥取商 2年連続4回目

《戦歴》
2-1鳥取育英
3-1米子北
4-3鳥取城北
2-1鳥取西

本命とされた今春選抜出場校の鳥取城北との準決勝、延長タイブレークの末、なんとか逃げ切ったのが大きかった。4試合中3試合が一点差勝利と綱渡りながらも2年連続出場はお見事です。昨夏は初戦で仙台育英に0-10と大敗しただけに抽選会の練習が必要かも? 

高知県代表

高知中央 初出場

《戦歴》
4-1高知工
6-4岡豊
2-1明徳義塾
4-3高知

高知県代表が明徳義塾、高知、高知商以外になったのはなんと1994年宿毛以来の快挙。
準決勝では明徳義塾をタイブレークで倒し、決勝は選抜出場校の高知の猛追を振り切り、共に一点差で勝ち切った。
天晴れ!初出場おめでとう!

佐賀県代表

鳥栖工 初出場

《戦歴》
2-1佐賀北
15-0唐津南
1-0唐津商
4-3北陵
7-0神埼清明

全国的に希少となった工業高校の選手権出場、昨夏全国代表では有田工のみ、やはり佐賀県代表でした。
初戦で昨秋、今春の県大会優勝校の大本命佐賀北を2-1で破って勢いに乗った。完全にノーマークの学校でしたが、初出場おめでとう!

宮崎県代表

宮崎学園 初出場

《戦歴》
2-1都城商
4-2都城東
2-0高鍋
5-4日南学園
1×-0聖心ウルスラ

緊迫の展開となった決勝、0-0のまま延長タイブレークサヨナラで初出場を決めた。
ノーシードから接戦を切り抜けて勝ち上がった原動力は好投手2年生左腕河野。
山本由伸、戸郷翔征など今の球界を代表する投手を輩出する宮崎県、河野も甲子園で輝けるか?

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