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第105回選手権大会《10日目を終えて》

第一試合 創成館vs沖縄尚学


    	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
沖縄尚学 0	0	0	0	0	0	1	4	0	5
創成館 	0	0	0	0	0	0	0	1	0	1

尚学エース東恩納初失点も完投勝利!
6回まで創成館福盛、沖縄尚学東恩納、両エースの投げ合いで無得点。
初戦で創成館5安打、沖縄尚学6安打の打線は今日も湿っぽい。

7回表、二死一塁から1番知花が左中間へタイムリー2塁打で沖縄尚学がようやく先制。
創成館は8回から好投の福盛から2番手永本へ継投、沖縄尚学は押し出し四球と9番大城の走者一掃タイムリー2塁打で一挙4得点。

8回裏、創成館は4番永本が東恩納のこの夏初失点となる意地のタイムリーを放つもここまで。

東恩納は左肩が開かない綺麗なフォームで安定感のあるピッチングしますね。
初めての失点はしたが、圧巻は制球力。
初戦では死球1つ、今日は四球1つ、県予選から49回1/3投げて与四死球は6、1試合当たり1つしか与えないから失点が少ない。

沖縄尚学打線は打てませんね。
ここから先はもう少し打って東恩納を助けてあげないと最後までもたないよ。

第二試合 広陵vs慶応


    	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	計
慶 応 	2	0	1	0	0	0	0	0	0	3	6
広 陵 	0	0	1	0	0	1	1	0	0	0	3

ハイレベルな息詰まる熱戦を慶応が制する!
広陵エース高尾は初回、力みまくってスライダーが何度もワンバウンドし制球が定まらない。
四球を出してワイルドピッチ2つで無駄な進塁を許し、5番延末にタイムリーを浴びる1人相撲で慶応に2点の先制を許す。

広陵高尾は毎回先頭打者を出す苦しいピッチング、3回にも失点しスコアは3-0に。

3回裏、広陵2番谷本の2塁打と4番小林のタイムリーで1点を返す。
広陵は4、5回と得点機に凡退と追い付けず、慶応は立ち直った高尾に封じられ後半戦へ。

6回裏、広陵9番松下のタイムリーで1点差に。7回から慶応は2番手左腕鈴木へ継投。
7回裏、広陵真鍋、小林の連打から内野ゴロの間に同点に追い付く面白い展開に。

8回裏の広陵、9回表の慶応、お互いに先頭打者が出塁してからの攻防は見応えあった。

9回裏、慶応は3番手松井へ継投。
広陵先頭2番谷本ヒットで出塁。
中井監督はどうする?
3番真鍋に打たせるか?送らせるか?
送りバントの采配!
しかし、サード小フライで失敗!
8回に続き、送れず拙攻が続く広陵。
しかし、二死から谷本が盗塁を決め、5番只石は申告敬遠、6番に打順を上げた高橋と勝負!
セカンドフライで延長タイブレークへ!

慶応は一死満塁からどん詰まりのセカンドゴロを2塁悪送球で1点、5番延末の2点タイムリーで6-3になり、勝負アリ。

随所に選手レベルの高さを見せた広陵は大事な場面での送りバント失敗や悪送球が痛かったが、結局は慶応が強かった。

慶応セカンド大村が好守連発と広陵の捉えた打球が正面に飛ぶなど、ラッキーボーイになりましたね。

広陵エース高尾は毎度、立ち上がりが悪いけど中盤以降は流石のピッチングでした。
中井監督は選抜に続き惜しい試合を落とし、またしても選手権優勝には届かなかった。
ゾウさんは初優勝か?連覇か?の仙台育英との決勝戦が観たかったんだけどなぁ。
真鍋の高校最後の打席は送りバント失敗…
しかしBIG3?は誰も打たないね…
もはや麟太郎しか残ってないけど…

慶応は4番加藤、エース右腕小宅、左腕鈴木、広陵は高尾-只石のバッテリーが2年生なので両校共、また来年が楽しみです。

第三試合 文星芸大付vs八戸学院光星



    	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
文星芸大 1	0	0	0	0	0	0	2	0	3
八戸光星	4	0	0	1	1	0	0	0	×	6

こっちの仲井監督は見事にベスト8進出!
文星芸大は光星先発岡本の立ち上がり、2四死球を貰い内野ゴロの間に1点先制。
光星も文星芸大先発渋谷の立ち上がり、3四球を貰い左前ヒットを後逸の間に3人が生還、更に中前ヒットで4点、あっさり逆転。

2回以降は両先発の制球も落ち着き始める。

4、5回に光星が1点ずつ追加、8回表に文星芸大が上位打線で2点を返し、後半に強い文星芸大の流れになり、光星は2番手洗平へ継投。
代わりっぱな5番黒崎の強烈な打球をショート中沢が好守で捌き併殺打に。
光星内野陣の好守が目立ちました。

初回以降は互いに四死球が無く締まったゲームになっただけに、初回の攻防が明暗を分けましたね。

第四試合 専大松戸vs土浦日大


    	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
専大松戸 3	0	2	0	0	0	0	0	0	6
土浦日大	0	0	5	1	3	0	0	1	×	10

エース藤本の好救援が大逆転を呼び込む!
専大松戸先発は右横手青野、150km右腕エース平野は使わない?持丸監督どういう事なんだろう?これは流石に故障なのかな?

初回から持丸マジックが炸裂!
1番大森がヒットで出ると2番清水にエンドラン成功で無死一三塁、清水に盗塁で無死二三塁を作る。
3番中山は倒れるも、初戦6番でノーヒットだったのに4番へ打順を上げた太田がタイムリーで先制。打順変更も的中!
5番広川には得意のセーフティスクイズで2点目、7番上迫田の左前タイムリーで3点目。

3回にも無死一三塁を作り、内野ゴロと犠飛、タイムリーで3点追加で6-0に。
前の試合、盤石だった小森-伊藤の土浦日大両右腕を粉砕、早くも3番手でエース左腕藤本を引き摺り出す。

持丸監督の見事な采配とそれに応える選手たち、点を取るのが上手いチームですね。

土浦日大の大反撃は6-0とされた3回裏、1番からの好打順で4連打に敵失、内野安打に好走塁を絡めノーアウトで一挙5得点!
お見事な集中攻撃でした。
そして、4回裏、専大松戸は青野がピンチを背負い梅澤へ継投するもタイムリーを打たれて遂に同点に。
一方的な展開から、これで試合は全くわからなくなった。

3番手エース左腕藤本が好投し、流れは土浦日大へ。
5回裏、土浦日大は押し出し死球にタイムリーで遂に逆転成功、6-0から6-9に。

『一塁へのヘッドスライディング』
この試合の専大松戸チャンスでも観られたが、甲子園ではよく観られる。何度も言われてきたが、タッチプレーではない為、駆け抜けた方が早いし、審判も微妙なジャッジを判断し易いし、何より選手の怪我に繋がる危険性がある。現にプロでも何人か負傷しているし。百害あって一利なし。
選手の必死な気持ちもわかるが、全力疾走で駆け抜けてほしい。指導者たちも禁止するよう徹底すべきだと思う。

試合は土浦日大3番手エース左腕藤本が6回1/3を無失点に抑えて、6点差からの大逆転勝利を呼び込んだ。

専大松戸エース平野は9回に代打で登場、投げてる所が観たかったが叶わなかった。

土浦日大小菅監督は縁のある持丸監督に勝利し、天国の恩師木内監督に報告できますね。

ゾウさん予想は29勝8敗

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