第106回選手権大会《11日目の展望》
第一試合 智辯学園vs小松大谷
予想外の3回戦、継投がポイント⁉︎
この山は健大高崎vs大阪桐蔭が観れると思っていたが全く予想外の3回戦となった。
智辯学園は岐阜城北との初戦の不出来をしっかりと修正して健大高崎戦では接戦を勝ち上がった。この試合でもエース田近のチェンジアップと1番佐坂のバッティングが炸裂するのか?
小松大谷は難敵明豊、大阪桐蔭を撃破し勢いに乗る。
エース西川は大阪桐蔭相手にマダックス達成し、打者のタイミングをずらすクイック投法も駆使しながら凡打の山を築く。
打線もしっかり振れており、下位打線も粘って出塁する役割が出来ている。
レギュラー全員石川県出身のチームは能登半島地震で被災した県民に勇気を与える。
智辯田近は109球完投、小松大谷西川は92球完封から中2日、2人とも完投は無いだろうから継投のタイミングと2番手の出来次第?
勢いのある小松大谷の勝利予想。
第二試合 京都国際vs西日本短大付
近畿王者の意地を見せれるか?
報徳学園、大阪桐蔭、智辯和歌山と近畿の名門が敗退する中、春季近畿王者の新鋭校が近畿地区の威信をかけて望む!
エース中崎と西村の両左腕を府予選からローテーションさせ勝ち上がって来た、先発は間違い無く中8日でエース中崎です。
攻撃陣もバント、盗塁、エンドラン、スクイズとバラエティ豊かな作戦で得点する能力がある。
西日本短大付は金足農、菰野と中盤までに大量リードし逃げ切った。
エース村上は長身から投げ下ろす角度のあるピッチングで連打を許さない。
楽な展開で勝ち上がって来たが、今度の相手はそうはいかない?
小牧監督が冴えてる京都国際の勝利予想。
第三試合 神村学園vs岡山学芸館
強力神村打線に無失点投手陣が挑む!
昨夏準々決勝でも対戦した鹿児島vs岡山。
昨夏は神村学園がおかやま山陽に6-0で勝ったが今年は岡山県がリベンジに燃える🔥
神村学園は木更津総合の右腕千葉、中京の左腕中井と好投手を中盤以降に攻略、絶不調の4番正林が復活すれば更に得点力は増す。
エース今村が2試合完投と奮闘してくれているが、中1日で体力的にキツくなる、右腕早瀬が先発して行けるところまで投げたい。
岡山学芸館はロースコアゲーム2試合を無失点で勝ち上がる。
2回戦完封の丹波のおかげでエース沖田は中6日で行ける。強力神村打線に沖田〜丹羽の継投で失点を防ぎたい。
打撃陣は得点力不足な為、得意のロースコアゲームに持ち込み終盤勝負。
今村以外の投手次第では岡山学芸館も十分勝機ありだが、打線優位神村学園の勝利予想。
第四試合 早稲田実vs大社
第1回大会から出場する伝統校対決!
早稲田実は鳴門渦潮右腕岡田、聖光学院左腕桜井と好投手相手に勝ち上がり、不安視されたエース中村の制球も安定し延長10回完封もやってのけた。
守備も2試合無失策と甲子園で成長中のこのチーム、元々打撃は良いだけにまだまだ行けるかも?
優勝候補報徳学園を破る大金星を挙げ、創成館には2点差を8回に追い付き、延長タイブレークで倒す勢いを見せた大社。
原動力はエース左腕馬庭、19回投げて与四死球僅か2の制球力。
打線が弱いので機動力を駆使して戦う。
第1回大会から出場する伝統ある両校、打撃力の早稲田実か?投手力の大社か?
中1日の両エースの出来次第だが、打力の差と外野手のレベルの差で早稲田実の勝利予想。