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第95回選抜記念大会《9日目を終えて》

第一試合 大阪桐蔭vs能代松陽



    	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
能代松陽	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
大阪桐蔭	0	0	0	0	0	0	1	0	0	1

神宮王者大阪桐蔭が2安打で薄氷の勝利!
先発は大阪桐蔭は南恒誠、能代松陽はエース森岡、5回終わって両チームノーヒットと好投。
大阪桐蔭打線が珍しく差し込まれ、低い打球が打てない。

6回表、能代松陽先頭打者が初ヒットで一死一、二塁のチャンスを作るも併殺打で無得点。
6回裏、大阪桐蔭も先頭打者が初ヒットから併殺打で同じように無得点。

7回表にも能代松陽は無死一、二塁を作るが大阪桐蔭南が三振、三振、右飛に打ちとる。
その裏、大阪桐蔭は一死三塁を作り、西谷監督発動!なんと王者がスリーバントスクイズ敢行!欲しかった先制点を死に物狂いで取る。

8回表、能代松陽は一死からセカンドのエラーで2塁へ同点のランナーを進める。
ここでも西谷監督発動!無失点好投の南からエース前田へスイッチ、本当は前田は完全休養にしたかったでしょうが、勝負所と見ましたね。
さすがの前田が難なく後続を絶って無失点。

大阪桐蔭は2安打のみでも見事に勝ち切った。
履正社は2安打のみに抑えたのに高知に敗れた、この差が大きいのかな。

能代松陽エース森岡は被安打2、奪三振5、与四死球4、失点1と神宮王者相手に素晴らしい投球を見せた。夏に向けて大きな自信になったでしょう。工藤監督はオーソドックス過ぎる攻撃で王者相手にもう少し工夫が必要でしたね。

第二試合 東海大菅生vs沖縄尚学


    	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
沖縄尚学	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
東海菅生	0	0	0	1	0	0	0	0	0	1


先発は東海大菅生エース日當、沖縄尚学儀部。
4回裏に東海大菅生が犠飛で1点先制。

ここから呪われた比嘉采配が炸裂!
5回表、沖縄尚学は無死満塁から三振、期待の1番知花は5-2-3の併殺打で無得点、9番、1番の強攻で絶好機を逃す。

6回表、3番、4番の連打から一死二、三塁を作るもスクイズ失敗で併殺、無得点。
沖縄尚学比嘉監督やる事全て裏目に…

7回表、センターの落球から二死二塁のチャンスを貰い、左前ヒット!同点⁉︎と思いきや本塁補殺で無得点。
ストレス溜まる比嘉監督…

8回表、セカンドの後逸から一死二塁とし代打石川が一塁線へ放った打球をファーストがファインプレーで無得点。
代打で出た石川がショートに入り、東海大菅生の先頭打者の打球を悪送球で無死二塁にしてしまう。
選手起用でも裏目に出る比嘉采配…
ここは5回から投げているエース東恩納が何とか切り抜け第一試合と同じく1-0まま9回へ。

9回表、先頭4番仲田が出塁、送って二塁へ。
この試合得点圏へ走者を置いたのは6度目。
結果は中飛、三振でゲームセット!
宿舎で比嘉監督、怒り狂ってるでしょうね。
ベンチにシーサー置いておかないと…

菅生エース日當は6度もピンチを迎えたが比嘉采配にも助けられ見事な完封勝利。
失策3の守備陣に足を引っ張られましたがフォークボールを多投し、踏ん張りましたね。

沖縄尚学1番知花は3試合経験できたが打撃はさっぱりで期待外れに終わってしまった。
東恩納、仲田とまた夏に帰ってきて本来の打棒を見せて欲しい。

第三試合 東邦vs報徳学園


    	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	計
東  邦	0	0	0	1	0	0	3	0	0	0	4
報徳学園	0	1	1	2	0	0	0	0	0	1×	5

報徳学園がタイブレークを制しベスト8!
先発は東邦エース宮國、報徳学園今朝丸と予想通りで始まった。

宮國は鳥取城北戦でもイマイチの出来だったが、今日もピリッとしない、良かった去年の夏の愛知県予選からあまり伸びてないですね。

5回を投げ被安打11、失点4で降板、2回には5連打浴びたのに1失点だったのはレフトとライトが一つずつ素晴らしい補殺してくれたから、守備陣に助けられましたね。

4回を終わって4-1、報徳が既に11安打と振れており、すんなり逃げ切ると思ったが…
6回裏から東邦は岡本へ継投、報徳の攻撃を三者凡退に切って取りリズムを作ると7回表、東邦が反撃、ヒット3本を集め4-4の同点に。

東邦は岡本が好投し得点を与えない。
報徳は間木へ継投、9回からはエース盛田を投入せざるを得ない状況に追い込まれる。

9回表、東邦の攻撃、一死から2塁打でチャンスを作るも報徳盛田が踏ん張り無得点。
9回裏、報徳の攻撃、一死2塁から3番堀の中前ヒットが出てサヨナラタイムリー!かと思ったら東邦外野陣本日3つ目の補殺で無得点。

タイブレークへ突入、前の2試合も1-0で3試合続けて接戦になってしまった。

東邦は打順良く1番から始まり、バントで一死二、三塁にし、2番ニ飛、3番三振…
タイブレークで先攻が点を取れないと…慶応と仙台育英のタイブレークと同じ展開に。 

報徳は打順が4番から始まり、石野にバント?強攻?バントでしっかり決めて、申告敬遠の満塁策で6番西村との勝負。右前へサヨナラタイムリー!

春の東邦に苦しみながらも報徳学園がベスト8へ進出。

夏の愛知代表は全国屈指の左腕東松(享栄)に期待。


第四試合 龍谷大平安vs仙台育英


    	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
仙台育英	1	0	0	1	0	0	2	2	0	6
龍谷平安	0	0	0	0	0	0	0	0	1	1

安定の投手陣で仙台育英が快勝!
先発は平安エース桑江、仙台育英は湯田。
仙台育英は初回、盗塁2つを決め内野ゴロの間に1点先制。

そして先発の湯田が良い、7回を投げて被安打3、奪三振7、与四死球0と抜群の安定感、一度も二塁まで行かせない圧巻のピッチング。

8回からはまだ登板の無かった田中、佐々木を投入し甲子園のマウンドを経験させられた。
高橋、仁田を完全に温存出来たのはこの先の戦いにおいて大きい。

初戦湿りがちだった打線も12安打を放ち、盗塁5つと機動力も絡め6得点、エンジンがかかってきたか?

平安は勝てる要素が無く力負け。原田監督もお手上げでしたが、パワー系でストレートと縦のスライダーの良い岩井先発でも良かったかも?夏は岩井をエースに仕上げたいでしょうね。

ゾウさん予想は22勝6敗

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