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第106回選手権大会《9日目を終えて》

第一試合 中京大中京vs神村学園

    	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
神村学園	0	0	0	0	0	3	0	0	1	4
中京  	0	0	1	1	0	0	0	0	1	3

強豪同士の熾烈な戦いを神村学園が制する!

3回表
神村学園は一死二塁で3番今岡、4番正林が凡退しチャンスを潰すと流れは中京に。

3回裏
中京は二死三塁から2番岡部がレフト前にタイムリーで先制。
更に4回裏
中京は4番杉浦のポテン2塁打からチャンスを作り7番福田がセーフティスクイズ成功で2点目。
中京エース左腕中井が神村左打線を封じるナイスピッチングで前半を2-0で終えたが…

クーリングタイム明けの6回表
球数が100球に近づき球威、制球が甘くなって来た中井を神村打線が捉える。
下位打線の連打とタイムリーで3-2逆転に成功、ここで中京先発中井は降板。

中京は8回から3番手で期待の2年生宮内が登板、193cmから投げ下ろす140km後半のストレート、130kmのフォークでバットに当てさせない来年のドラフト候補だが、9回表は2番入来田が自慢のストレートを狙い打ちライトスタンドへ貴重な追加点となるソロホームランを叩き込む。

最終回、中京は1点を返すもあと一歩届かず4-3で接戦を神村学園が制する。
結果的には入来田のホームランが決勝打に。
エース今村は134球2試合連続完投と粘り強く投げ抜いた。

U18日本代表候補、昨夏選手権打率.435、今春選抜打率.556と甲子園で打ちまくって来た神村4番正林は力みなのか足の状態が悪いのかバットがスムーズに出て来ない、初戦からずっと差し込まれたバッティングで2試合ノーヒットが続き、守備や走塁でもやや精彩を欠くプレーが気になりますね。

第二試合 岡山学芸館vs掛川西

    	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
掛川西 	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
岡山学芸	0	1	0	0	0	0	1	0	×	2

岡山学芸館丹羽が無四球完封!

岡山学芸館の先発は丹羽でした。
2回裏に岡山学芸館は一死一、三塁から内野ゴロの間に先制点を挙げる。

掛川西の先発高橋と共に5回まで無四球、内野陣も堅守で投手戦を展開する。

7回裏、岡山学芸館は7番佐藤の3塁打から9番丹羽がタイムリーで2点目。

岡山佐藤監督は先発丹羽が良すぎてエース沖田へ継投するタイミングが見当たらず、最後まで投げさせ、無四球完封をやってのけた。
丹羽の先発起用が当たりましたね。

両チーム合わせて与四死球は僅か1つ、更に無失策の引き締まったゲーム。
1回戦で60年ぶりの甲子園勝利を挙げ大応援団に見守られた掛川西ナイスゲームでした。

岡山学芸館はスコア1-0、2-0と2試合連続無失点でベスト16へ。

第三試合 早稲田実vs鶴岡東

    1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	計
鶴岡東 0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
早稲田 0	0	0	0	0	0	0	0	0	1×	1

鶴岡東エース桜井好投も不運に力尽きる!

鶴岡東先発は杉浦ではなく初戦同様エース桜井でした。
早稲田実エース中村は制球良く初回を無難に立ち上がる。

8回終わって両チーム3安打と両投手の投げ合いに。

早実エース中村は初戦とは別人のようなピッチングで鶴岡東打線を寄せ付けない。

9回表、鶴岡東は二死からヒット、四球でチャンスを作るも凡退で無得点。
9回裏、早実は一死からヒットも後続が併殺打で無得点。
無得点のまま、延長タイブレークへ突入。

表の鶴岡東は送りバント失敗、ここで重盗を仕掛けるも失敗、センターフライで無得点。
あっという間に攻撃終了。

裏の早実はしっかり送って一死二、三塁、申告敬遠で満塁、この緊迫の場面で早実選手の治療の為、試合中断…って
これはピッチャーの集中力切れるでしよ。
再開後の初球をライトオーバーでサヨナラ!

鶴岡東エース桜井は可哀想だった…

鶴岡東は終始攻撃が上手くいかなかったですね。これほど打てないとは思ってなかった。

まさかの試合展開でしたが早実エース中村の制球が崩れなかった事とやはり鶴岡東は大事な場面で送りバント失敗が痛かった。

第四試合 大社vs創成館

    	12	3	4	5	6	7	8	9	10	計
大 社 	00	0	0	1	0	0	2	0	2	5
創成館 	00	1	0	0	2	0	0	0	1	4

大社が一発屋にならずに2勝目を挙げる!

大社エース馬庭、創成館奥田が先発。
両チーム打線に力無く、点が入らない…

3回裏、創成館がエラーで出塁したランナーをタイムリーで先制。
5回表、大社は先頭がヒットで出塁し、送りバントでランナーを進めタイムリーで同点。

大社は創成館の右横手投げ奥田の外のスライダーの見極めが全く出来てなかったがこのタイムリーは上手く軽打できた。

創成館稙田監督は6回からエース村田へ継投、ピンチを迎えるもサードの好守で切り抜けると、その裏ヒット、盗塁からタイムリー、更にレフトの落球で2点勝ち越し成功。
ピンチの後にはチャンスありでしたね。
創成館サードが流れを変えました。

大社のエース馬庭はよく投げたが、外野手のホームへの中継送球がイップス気味で無茶苦茶でしたね。

8回表、堅かった創成館の守りに綻びが…
一死一、二塁からショートゴロをサードへ悪送球で1点、更にスクイズ成功で同点に追い付かれる。

この後どちらも勝ち越せず2試合連続延長タイブレークへ突入。

表の大社は送りバントを2球失敗し、強攻サードゴロ併殺打!と思ったら堅守だったサードがセカンドへ悪送球で1点!
更に無死二、三塁から三振、セーフティスクイズ成功で2点勝ち越し!

裏の創成館は送りバント、大社エース馬庭がバント処理をファーストへ悪送球で満塁に。
セカンドゴロの間に1点、セカンドゴロ、最後は三振に取ってゲームセット。

どっちもどっちの試合だったけど、報徳を倒した勢いとエースの踏ん張りで大社が勝ちましたね。

今日は接戦ばかりの4試合でした。
ゾウさん予想は20勝13敗。

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