自己紹介④

自分語り最後になります。
自己紹介①〜③とは毛色が違いますが、私の人生構成する一つなので、書きたくない内容ですが、示しておきます。

私は小学校の時より、重度のアレルギー体質です。大人になり対処法を学んでから抑えることが出来るようになりましたが、基本はアトピー、喘息、慢性副鼻腔炎等と日々戦っています。油断すると悪化します。

小学校〜大学の時は、アトピーで通常の生活が出来ず入院していた時期もありました。プールもお風呂も入れず(水はしみて地獄でした。)、肌が露出する半袖も人に見られるのが嫌で着れませんでした。(常に血や汁が出ていた為です。)

アトピーは、それだけでは死にませんが、重症者は非常にストレスが溜まる病気です。病気と戦いながら日頑張ってる人のような美談にもなりません。集中力も睡眠も削がれますし、見た目のストレスもあります。
副鼻腔炎による鼻詰まりで、声も常にこもっています。

重度アトピーでスポーツも思い切り出来ないし、日常生活がやっとでした。朝起きたらスーツが血だらけで、本当にその日その日を生きていました。親もそんな私を見て本当に辛かったと思います。

自己紹介①〜③で書いたように勉強を極めた父が不幸に見えたこともあり、そちらを伸ばす気持ちにもなりません。
芸術系もセンス無し。私の学生時代は本当にさっぱり。どこにも行きたい方向、行ける方向がありませんでした。

グレる勇気もありません。重度アトピーでグレた所でしんどかったこともあります。
何も意味が無いように感じ惰性で無気力にゲームをするのみです。ゲームなら、重度アトピーでも室内ですから汗をかかなくてすむので、その日はしのげます。
大学ではバイクを乗り回してたのも、その一瞬はアトピーを忘れられることもあったと思います。

しかし幸運なことに、25歳ぐらいからでしょうか。アトピーが皮膚の病気ではなく胃腸の病気だと認識し、胃腸を徹底的にケアして色々試しながら生活することで、改善することに成功しました。
完全治癒は体質的に不可能ですがコントロールが自分で可能になりました。(アトピーやアレルギーの改善方法で悩んでいる方がいるかもしれないのでどこかで書きます。)

健康な身体の方が、目一杯スポーツや格闘技で追い込んで築き上げた根性もありますが、小学校の頃より自由に動けず常に耐え忍んできたアトピーに打ち勝った根性もまた力強いものです。

単に痒くないだけで心から幸せなのですから。他に何もいらないぐらいです。痒くなく、血や汁が常時身体から出ていないだけで天国です。

それ故、一般的な方より幸せのハードルはとても低いのですが、これは今、日々の些細なことすべてに感謝できるという意味において、有り難いことかもしれません。

その後、生き残った命を燃やすために複数社を起業し経営、家族を持ち、様々な学校、団体から研修依頼がきて、海外を飛び回る生活をして10年目。

私の人生はオセロのようなものだと思います。

生まれた時は真っ白(オセロの角が白)。
途中暗黒時代が15年ほど続き(オセロの黒が続く)、幸運にも角に白をたまたま置けたことで、途中の黒は、すべてホワイトにひっくり返ったような感覚です。

黒がすべて白になれば、沈んでいた反動で圧倒的な飛躍を遂げれます。むしろ途中の暗黒時代が長い人のほうが幸せになる力を蓄えているともいえます。

今後私の人生にはまた黒が突然やってくるでしょう。しかし、またどこかで最後に白を置ければ、すべてひっくり返すことが出来るかもしれません。その希望を知っているだけでも十分です。

長々と自己紹介を書いてしまいました。しかしこの体験はどう足掻いても自分を構成する一つなので避けられませんでした。


次の記事からは、ご縁あって読んで頂いた方に少しでも意味やメリットがあるような話を、現在の仕事や過去の経験談から書いていこうと思います。



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