日本最大手・武闘派スカウト会社「ナチュラル」の人たちに土下座をした話(1/3)

割引あり

ある日、僕は、新宿駅の東口で通行人にインタビューを行いました。
スカウトたちには、同業に見えたのでしょう。
また、僕は陽気な性格なので、(というより、そういう場面では、自分を「陽気な性格」にスイッチするのです。)その辺のスカウトさんたちにも「元気ですか」「最近調子どうですか」と話しかけたりしていました。

そんな中、僕は名刺を1枚落としてしまいました。
それを、スカウトくんが拾ってくれました。
僕は、情に厚い人間です。「ありがとう」と言いました。
僕は、また名刺を落としてくれました。
すると、さっきと同じスカウトくんが、また、拾ってくれました。
僕は、また「ありあとう」と言いました。
僕は情に厚い人間ですが、しかし、口の堅い人間です。
その中で、僕の名刺を二回も拾ってくれた彼にできることは何かを考えました。

そして、こう言いました。
「お兄さん、二回も名刺を拾ってくれてありがとう。
お兄さんだけに教えてあげます。こんなところで、路上で、この時期にスカウトをやるのは、自殺行為です。絶対にやめた方がいいです。
しばらくは、控えた方がいいと思います。
それから、僕は、お兄さんが少し、好きになりました、ええと、お兄さんは反社会的勢力の方ではありませんよね?僕は立場上、そのような方とはお付き合いができないのです。スカウトの方ならOKです。
僕と、連絡先を交換して、情報交換しませんか?
絶対にお兄さんにプラスの人間になります。
お兄さんは、スカウトですよね?色んな女の子と関わっていますよね?
ということは、女の子がキャバクラやラウンジで得た、お金持ちの醜聞や情報が、お兄さんのところに集まりますよね。
僕は週刊誌やメディア、テレビ系の人間に友人が数多くいます。
お兄さんの情報は、彼らがとても欲しがります。
だから、そんな情報が入ったら、ください。
そのかわり、と言ってはなんですが、僕も恩返しとして、お兄さんのことを守れる情報を、ぼくのできる範囲でお伝えします。
この機会に、友だちになりませんか?」

お兄さんは、僕を怪しんで、連絡先を交換してくれませんでした。
そりゃ、そうですよね。
こんな、見た目はただの少年、たぶんきっと、同業他社のスカウトの引き抜きか何かと思ったのでしょう。
そして、お兄さんの属する組織、いわゆる「ナチュラル」は非常に強固な繋がりを持ち、トップダウンで、情報が上にすぐ上がる、そんな体制です。

僕は、お兄さんとの連絡先交換を諦めて、引き続き、道行く女性にインタビューを行いました。(スカウトではありませんよ。僕はこれでも、クリエイターやメディア関係の仕事をしているのです。)

そうして、色んな人に声をかけているときに、いきなり事件が起きました。僕の肩をいきなりおしつかんで「オイ、オラ、テメエ何やっちゃってんの?」
ピーンチ!
さて、ここからはとても面白いので、続きは有料のnoteでお買い求めください。
きっと、後悔させません。すべて、実話です。

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