庭師に必要な資格は?

・先日質問をいただきました。
・庭師の資格を教えてというものです。
・質問をいただきましてありがとうございます。
・今回は必要な資格についての話をいたします。
・今後庭師になる方は是非参考にしてみて下さい。
・一つずつ解説をいたします。

1、庭師に免許は必要ない

・基本的に庭師は何の免許もなくてもなれます。
・最低限、現場に移動するのに車の免許は必要になると思います。
・ということで今回の話は終了です。
・というのは冗談ですが、本当に始めるだけでしたら免許が必要ありません。
・ですが、免許を持っていると色々な作業をするのに便利な場合が多くあります。
・また、その免許がなければ作業ができない場合もあります。
・ですので、今回はその免許の紹介をします。

1、小型移動式クレーン

・通称ユニックと呼ばれる免許です。
・トラックに付いているクレーンの免許です。
・そのクレーンを操作するのに必要な免許です。
・トラックの運転をする場合には基本的に中型車以上の免許が必要になります。
・このクレーンは重たいものを吊り上げるのに使います。
・例えば庭木や庭石などです。
・灯籠なども持ち上げたりします。
・庭木や庭石程度でしたら、この免許があればこの手の仕事はほとんど賄えてしまいます。
・免許の取得には3日程かかり、取得金額は4万円程度です。

2、玉掛け

・クレーンに荷物をかけるのに必要な免許です。
・荷物の重量が1t以上の場合に必要になります。
・講習は3日間で、費用は3万円程度です。
・作業をする際には、先ほどの小型移動式クレーンとセットで必要になります。
・荷物をクレーンに掛ける人(玉掛け)と、クレーンを動かす人(小型移動式クレーン)と言うことです。
・重たい荷物をたくさん吊り上げるような仕事が多い場合には、どちらも取得しておいた方が良いでしょう。

3、高所作業車

・クレーンの先端に人が乗るためのカゴがついている車です。
・よく電気工事の作業員の方が乗っている車です。
・これは大きい木の枝を払う時に使います。
・登り込んだり、脚立では届かないような箇所の作業をする時に使います。
・庭木レベルではなかなか無いのですが、ごく稀に使わなければ作業ができない木もあります。
・免許の取得には2日間で4万円程度が必要になります。

4、ユンボ

・ショベルカーなどの車両系建設機械です。
・これは造園工事をする時などで必要になります。
・土を掘ったり、重たいものを持ち上げたりする時に使います。
・石を据えるのに使ったり、木を掘り出すのに使ったりといった感じです。
・余程の大きな造園工事でない限り使わないのかなと思います。
・もちろん所有している会社はガンガン使うと思います。
・私の会社は所有していないので、大き目の現場でなければ借りるといった感じです。
・免許の取得には2日間で4万円程度が必要になります。

5、チェーンソーや刈払い

・チェーンソーは木を伐採する際に、そして刈払いとは肩掛け式の草刈機のことです。
・事業で使う場合には基本的に必要になります。
・ですので講習を受ける必要があります。
・特にチェーンソーは一歩間違えるととても危険ですので、注意が必要になります。
・1〜2日間で1〜2万円程度です。

まとめ

・基本的にどの免許も取得は簡単です。
・基本的な運転操作や、危険な場合はどのような状態かを講習するといった感じです。
・試験がある免許もありますが、余程のことがない限りは全員合格だと思います。
・また、会社によっては費用を一部もしくは全額負担してくれる場合があります。
・もちろん全ての会社ではないのですがあります。
・これらの免許は庭師になってから取得を目指しても遅くはないと思います。
・特に庭師は覚えることが多く、最初は仕事をすることだけでも大変だからです。
・仕事に一通り慣れて、時間が少しずつできてからで良いと思います。
・また、免許を取得していても会社の規模や仕事内容によっては使わない場合もあります。
・これは会社がどのような仕事を多く受けているかによります。
・また、自分の目指す理想の職人像を描いてから取得することも良いと思います。
・本当に必要だと感じたら取得すれば良いでしょう。


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