新人庭師のあなたへのアドバイス

・先日質問をいただきました。
・来年度から庭師になり修行を行う予定のものです。就職までは約1年あるため、その間にやっておいたら良い事教えてください。
・という内容です。
・ご質問をいただきましてありがとうございます。
・今回はこれについての検討をしましたので返事をいたします。
・以前にも新人庭師のための動画を作りました。
・今回はそれとは少し違った視点からのお話をしようと思います。
・しかも期間は1年ありますので、たくさんのことができると思います。
・今回は5つの話をします。
・ぜひ最後までお付き合いいただき役立てていただけたら幸いです。

1、技術を習得するのはとても時間がかかる

・まずは心構えの話です。
・庭師としての技術を習得するにはとても時間がかかります。
・実際に私も10年の経験がありますが、いまだに分からないことはたくさんありますし、技術の向上を目指しています。
・しかも人によって成長の度合いは大きく違います。
・剪定する木の得意、不得意もあります。
・しかも基本的には剪定に最終的なゴールはありません。
・常に色々なことを試行錯誤し成長を続けることができます。
・これは剪定に限った話ではありません。
・実際に生竹を使った竹垣を組む場合には、オリジナルの組み方を設計し、作成することも可能です。
・知識面も同様です。
・木に関することや、土、石、芝、草に関することなど幅広く勉強をする必要があります。
・庭師は仕事の幅がとても広いのです。
・何年経っても常に誰かから技術や知識を吸収して、勉強をする姿勢を崩してはいけません。
・その姿勢がなくなってしまったら、この仕事の魅力は半減すると思います。

2、今できる勉強や予習をしておく

・質問によりますと1年間の期間がありますので、たくさんのことを勉強できると思います。
・先ほどの話でもそうなのですが、基本的に長い期間勉強することが続きます。
・本当に目指している庭師になれるまでに多くの時間がかかると思います。
・私もまだまだ途中です。
・一緒に良い庭師を目指して努力を続けましょう。
・ちなみに、最初は何を勉強すべきなのか全く分からないと思います。
・その場合には、まず分からない言葉を調べてみてください。
・そうすることでたくさんのことを理解するきっかけになります。
・気になった言葉が本屋に行くとたくさん並んで売っています。
・ぜひ言葉を調べるところから初めてください。

3、目標を立てる

・これはとても大事ことです。
・目標が明確に無いと、目指す理想の庭師像に近づくことはできません。
・ですので、目標は毎年変える方が良いと思います。
・毎年でなくても定期的に目標を立て直すと良いと思います。
・その時にお勧めなのが、紙に書き出すことです。
・とにかく思いつくことをたくさん書き出しください。
・そうすると自分のたくさんのコトが理解できると思いますので、明確で具体的な目標を立てやすいと思います。
・そして、目標は何度も立て直すのが良いでしょう。
・会社もそうなのですが、最初は目標通りにうまくいきません。
・しかし、立てた目標に向かって努力はします。
・上方修正するも、下方修正するも当たり前です。
・とにかく目標を立てることに慣れる必要があるのです。
・目標を立てることに慣れると、自分の理想にどんどん近づくことができます。
・これは長い時間をかけて経験することだと思います。
・目標をもって取り組んだ人間と、目標を持たずに取り組んだ人間は同じ時間同じ作業を行っても全く違う吸収力だと思います。
・初めは必ず失敗すると思いますので、目標を立てることを忘れないでください。
・私の会社も目標を立てています。
・そして失敗しています。
・ですので、是非安心して挑戦してみてください。

4、そこでバイトする

・既に働き始める予定の会社が決まっているのであれば、1週間に少しでも、1ヶ月に少しでもそこの会社でアルバイトをすることをお勧めします。
・これはお互いにとって、とても良いことだと思います。
・仕事を早く覚えることにも繋がりますし、仕事の全体的な流れを掴むこともできます。
・先ほどの話でもあった通り、技術や知識を蓄えるには長い時間が必要になります。
・ですので本格的に働き始める前に、少しでも練習がてら働かせてもらう方が良いと思います。
・仕事の内容によってはその季節限定の仕事もあったりしますし、たまたま入る仕事もあります。
・それは会社のメインのお客様では無いお客様からの受注の可能性があるからです。
・例えば「庭木の剪定がメインの会社で、竹垣を組むことは滅多に無い」といった感じです。
・メインの仕事以外の作業ができるタイミングが限られていることが多いので、できることは経験しておいた方が良いと思います。
・少しでも働いていれば、このようなイレギュラーな日に無理矢理出勤させてもらえる可能性があるのです。
・働けるタイミングがあるようでしたら働いた方が良いと思います。

5、他の業種と組み合わせられないか検討し勉強する(今後独立を検討しているのであれば)

・独立を検討している時に、造園業一本で勝負すると競合もいますのでスタートアップがなかなか大変になります。
・しかし、他の相性の良さそうな業種と組み合わせることでスタートから一気に駆け上がる可能性があります。
・独立を目指し働き始めると日々の業務で手一杯になることが多く、他のことを吸収する時間が設けられなくなりがちです。
・実際に私も、昔勉強したことを今でも使っていることがあります。
・例えばわかりやすい例で言うと、YouTubeチャンネルのサムネイルはフォトショップを使っていますし、チラシはイラストレーター を使っています。
・動画編集に関しては同じAdobeのプレミアプロを使っています。
・操作性がかなり似ていますので、覚えるのも簡単でした。
・こんな感じで昔とった杵柄のような感じで、使えるスキルは使った方が良いのです。
・そしていざ働き始めると、それらを覚えるタイミングがなかなかないということです。
・もしも造園業に新しい風、革命を起こすのであれば従来のやり方ではいけません。
・今までとは違う何かを持ち込まなければいけません。
・もしも革命が起こせそうな造園業と相性が良い業種を見つけたのならば、是非そちらの会社で働くことをお勧めします。
・そのことにより造園業がよりよく発展して欲しいからです。

まとめ

・1年間の時間がありますので、色々なことに有効利用することができます。
・オススメとしてはまずは色々なことを紙に書き出してみることです。
・そうするとたくさんの自分の課題や、やるべきことが見えてくると思います。
・是非1年間を有効に利用して、今後の人生の糧にしてください。

ちなみに私は

・とにかく色々な勉強をすると思います。
・実際に独立を目指してから、数ヶ月間は本当に一生懸命勉強をしました。
・今とは比較にならないくらいに勉強をしていたと思います。
・それは今とても役に立っています。
・勉強をする習慣もできましたし、考えることへの基礎的な部分の力もつけることができました。
・もしも今、1年間の猶予があっても私はやはりまず最初に勉強をすると思います。
・そして未来を想像します。
・造園業界の発展に必要なものを考えます。
・そして1年待たずに実行するかもしれません。
・もしくは何もしないかもしれません。
・思い立ったらいますぐ行動の精神で共により良い造園業を目指して頑張りましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?