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似てるけどちがう。やったことないことを始める


粘土と言えば粘土だけど、材質がちがうから扱いがちがう。同じに見えてまったくちがう物に戸惑う。

いきさつ

お花が上手く作れなくて、もっと上手く作りたくて、本を読み返した。材料に樹脂粘土って書かれてる。
今までは、樹脂粘土で作るところを石粉粘土でだって、多少ちがうとこあるだろうけど、できるんじゃないの?って決めてかかってる。

そもそも本は斜め読みが多くて、気になるところ、気に入るところしか読まないことが多い。

困ったり上手くいかなくて、該当の箇所を読んでも、勝手に解釈を曲げてやったりする。
自分のやり方とか、やりやすさがなんとなくあるので、それに外れると面倒くさくなる。

だから、うまくいかない。

いくつか作ってきて、うまく作れてない、もっと上手く作りたいって思うようになる。もっと作品に取り入れていきたい。だから、ちゃんとできるようになりたい。って思って本を読み返した。

我流は一旦捨てて、本からちゃんと学ぼうって思った。
まずは樹脂粘土を買ってこよう。



お店に行って樹脂粘土を買う。ネットで樹脂粘土どれがいいの?みたいなのを読む。石粉粘土でずっとパジコの使ってるから、樹脂粘土もパジコでいいんじゃない?って思ってモデナを買ってくる。

石粉粘土とちがうこと
柔らかさとコシの強さに優れた粘土らしい
乾燥後、表面が滑らか、弾力性がありひび割れしにくいらしい
うすくのばす造形がしやすいらしい。



作例に従って進める。
最初に部品の粘土づくり。白い粘土に絵の具で色を付ける

なんだこれ、手がベタベタになる。こういうの嫌かも。そのうち慣れるのか?
作例では、粘土を伸ばすように練り込むと早く色がなじむみたいにかかれてるけど、
モデナを引っ張ろうとすると、ブツッとちぎれてしまう。

いきなり手順通りにいかないことが発生。
作例はグレイスで説明してる。粘土の性質のちがいか?あきらめて捏ねてく。

既に作ってる人形の小物として使いたいので、作ろうとしてるお花は作例より小さいのかもしれない。
作例写真に映る手のひらと、自分の手のひらに収まる粘土とを見比べる。
明らかに小さい。

小さいと作るの大変だ。毎回思う。
今回チューリップを6本作りたい。チューリップのおしべはめしべ1に対して6ある。6本なら、36個必要で、その部品を作る。
作例ではおしべにもひとつづつ、筋をいれてるが、そこまでやれないと感じた。

おしべの数も、作るのが面倒くさくて、省略しようかと思った。数も6じゃなくてもいいじゃん。って思ったけど、ちゃんとできるようになりたい。ってやってるのに、いきなり最初から手を抜くのも、気持ちとしてダメだと思った。
あとあと手抜きは自分に返ってくる。

数をこなせば、早く慣れると思う反面、気持ちが続かないと嫌な記憶が付いて続けられない。

お花作り大変だなぁ。
ひとまず、今回はめしべ6個とおしべ36個作って一旦終了。
まだ、粘土が柔らかく、このあと部品同士を組み合わせて進める工程なので、余計なところに当たってしまったり触ってしまって形が変わるのを避けなければならない。


今回とまどったこと

素材のちがい

最初に触った粘土の触感が、石粉粘土とちがうこと
湿り気じゃないので、作業時間がわからない。いつ堅くなって形付けにくくなるのか
使ってて違いをとても感じるのは、乾燥してるのか湿ってるのかがわかりにくい

袋からちぎったばかりのは柔らかく、粘り気があり、こねても形がまとまってるけど、色を練り込んでラップでくるんで、使う量ごとにちぎり分けていくうちに、時間の経過で、粘り気が失われて、こねてもまとまりにくくなり、パサパサになる。

指先ぐらいの大きさのまとまりをこねてると、平気だけど、その3分の1ぐらいの大きさだと、すぐに粘り気が失われていく。

水を付けて柔らかさを調整できますって袋に書かれてるけど、その加減がまだつかめなかった。

小さい塊にしたのが、パサついてボロボロになってきたので、水気を与えて捏ね直す。石粉粘土なら粘りが戻ってきて続けられるのに、余計にボロボロになって戻らなかった。

せっかく色混ぜて作った粘土なので、もったいないって感じた。同時にまた、手をベタベタにするのは嫌だなぁって思った。

色を練り込む作業

混ぜる絵の具を粘土でサンドして混ぜるのに、毎回確実に絵の具が漏れるので、指先が絵の具だらけになる。粘土に混ざった色が付くのではなく、絵の具の液が付いてる感じ。

ある程度色が混ざった粘土は捏ねてても色が指に付くことはない。
でも、毎回混ぜるたびに指先が絵の具でベタベタになるのは、ちょっと嫌だなぁと思った。
使い捨て手袋を使ってみたけど、一色混ぜるのに手袋を一組使うのも、もったいないと思えた。
ネットで見ると、袋に入れて色を混ぜてる人がいた。今度試そう。

良い点もあって、
あらかじめ色の付いた粘土で作業できると、部品を組み合わせていった時の塗り分けがきれいにでき、筆が届かないというで塗り残しがのぞける点が良いと思う。

色も、粘土に塗るより鮮やかでみずみずしい色に感じられた。きれいな色は見ていて気分が良かった。
色を付けた粘土でめしべを作る。初めから色が付いた状態で茎にめしべが付いてるのを見て、うれしく感じた。

粘土に練り込まれた色の発色もきれいに見えた。それもうれしい理由かも知れない。

ここ数日、急に暑くなった。
暑さが理由で、作業できてない。
がんばれてるときは流れに乗れれば、がんばっていけるけど、サボってるときは、だらけてしまう日々が続きやすい。
良くも悪くも習慣に流されやすい。
気を引きしめていきたい。



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