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雑司が谷散人の街道遊歩 0774

日光街道 1日目-10 2019.5.4

千住の地名由来には諸説あり、荒川(隅田川)から拾い上げた千手観音像に因むとする説や、下総国を追われた千葉氏が住んでいたとする説、足利義政の愛妾千寿の出生地とする説などがある。

千住宿

千住宿は本宿、新宿、南宿(下宿)から構成され、本宿はもともとの千住町、新宿は本宿の南側に追加された掃部宿、河原町、橋戸町の3町、南宿は荒川(隅田川)対岸にさらに追加された中村町、小塚原町の2町。

千住宿

北千住駅前通りを越えると、すぐ左手が千住宿秋葉本陣跡。
本陣を勤めた秋葉市郎兵衛は、日光街道の千住、草加、越谷、粕壁、杉戸の五宿本陣の総代も勤めたという。

千住宿秋葉本陣跡

日光街道旧道右手に横山家住宅。
江戸期の伝馬屋敷の面影を伝える商家で、横山家は地漉紙問屋だった。
戸口が道から一段下がっているのが特徴で、お客様をお迎えする心掛けの現れという。
江戸後期の建物を昭和11年に改修したもの。

横山家住宅

横山家住宅の向かい側には、江戸期から続く千住絵馬の吉田家。
経木に絵を描いて屋根を付けた小絵馬が特色で、眼病平癒の絵馬などで知られる。

千住絵馬の吉田家

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