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雑司が谷散人の街道遊歩 0637

中山道 1日目-11 2018.12.29

中山道旧道は平尾宿から仲宿へ。
仲宿交差点は今も旧道商店街の中心地。
この交差点から南への道は雑司が谷方面への高田道。東への道は王子への王子新道。

仲宿

中山道旧道右手に、板五米店。
煉瓦造りの妻壁がせり出した独特の土蔵造りで、大正6年築。
「板五」とは旧板橋5丁目の意で、表からは見えないが、裏手の敷地内には煉瓦造りの蔵もある。

板五米店

板橋宿の本陣は、仲宿の飯田本陣。
名主と脇本陣を兼ねた飯田宇兵衛門家からの分家で、飯田新左衛門家が務めた。建物は明治23年に焼失。
今は商店街の雑踏の脇にひっそりと碑が立つのみ。

板橋宿

仲宿の東側には、加賀の町名があるが、板橋は加賀藩前田家の下屋敷があった場所。後の東大となった上屋敷とともに、中山道沿いに屋敷地を構えた加賀藩。

板橋宿

仲宿の先で、中山道旧道は石神井川の板橋へ。
板橋の地名はこの橋に因む。
昭和47年、石神井川の河川改修で大きく湾曲していた流路が直線状となり、旧流路は遊歩道に。
よって橋は旧流路部分と今の流路部分とで2つの橋のように見えるが、もとは「江戸名所図会」にあるようなひとつの太鼓橋。

板橋

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