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雑司が谷散人の街道遊歩 0690

美濃路 1日目-02 2019.3.3

東別院に対しての、西別院。
すなわち西本願寺の名古屋別院は、門前町交差点左手。

西別院

門前町から大須にかけての本町通は、数え切れないほどの仏壇店が並ぶ、仏壇通り。

仏壇通り

本町通は大須へ。
ここは名古屋を代表する繁華街のひとつ。
ひと頃は東京秋葉原、大阪日本橋と並ぶ電気街。
名古屋城築城の際、美濃国中島郡の大須観音がこの地に移されてから寺町が形成され、その参詣客や美濃路の旅人で賑わうようになり、商店や宿屋が増えていったという。

大須

幕末から明治にかけて、大須観音北側が遊郭となるが、後に西大須へ移転し、これがその後の中村遊郭の原形となる。
大須は明治25年の大火で衰退するが、大正期には劇場や映画館を中心に賑わいが戻り、戦前までは市内随一の歓楽街として発展した。

大須

本町通から西へ、大須観音通りが延びる。
慶長17年、家康の命で大須郷(今の岐阜県羽島市桑原町大須)からこの地へ大須観音が移転。
以来、大須の街の中心的存在となり、その門前町が大須の繁華街へと発展。

大須観音通り

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