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雑司が谷散人の街道遊歩 0720

暗越奈良街道 1日目-03 2019.3.20

暗越奈良街道の道筋は、玉造交差点から長堀通に合流すると、JR玉造駅北側で大阪環状線のガードをくぐる。
古墳時代に勾玉などを作った玉造部が置かれたという地。

玉造駅

JR環状線の高架をくぐると、長堀通に二軒茶屋跡の碑。
暗越奈良街道の往来盛んな頃、「つるや」「ますや」という2軒の茶屋があったという。
「石橋旧跡」とあるのは、ここを流れた猫間川の橋を指し、黒い大阪城玉造門から黒門橋の名が正式名だったが、石造りの石橋の名で親しまれたという。

二軒茶屋跡

二軒茶屋跡の碑の少し先で、長堀通から右へ暗越奈良街道の旧道が分かれる。
小さな路地の旧道で、街道を示す標柱が立つ。

二軒茶屋跡からの旧道

暗越奈良街道旧道に入ってすぐ右手に見える、東成警察署中道本通警ら連絡所。
建物は昭和12年築。
府内何ヶ所かに同様の建物があったようだが、戦災を生き抜いたのはここだけという。
木製の扉やタイル、上げ下げ窓など、戦前からの姿がそのまま残る。

東成警察署中道本通警ら連絡所

暗越奈良街道旧道は、玉造駅東側の小さな商店街となる。

玉造の商店街

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