雑司が谷散人の街道遊歩 0746
中山道 5日目-08 2019.4.24
東西に拡張していった本庄宿のうち、東側は台新田と呼ばれ、今も台町、東台などの町名が見られる。
本陣は2軒あり、北本陣こと田村本陣と、南本陣こと内田本陣。
いずれも本庄駅入口交差点の先で、右手の埼玉りそな銀行付近が田村本陣、左手の足利銀行付近が内田本陣。
中山道旧道右手の本庄仲町郵便局は、この地の旧諸井家が開設した郵便取扱所を前身とする局で、建物は昭和9年築。
中央3丁目交差点の手前を右へ入ると、正面に本庄市歴史民族資料館。
建物は旧本庄警察署で、明治16年築。
本庄宿では最初の洋風建築で、正面2階のコリント式の柱のあるバルコニーなど、当時のモダンな設計がそのまま残る。
歴史民族資料館に移築保存されているのが、本庄宿の田村本陣の門。
中山道旧道沿いにいくつか残る、漆喰壁の蔵。
かつての本庄宿の豪商たちの存在を物語る。
天明の飢饉では、これらの蔵が庶民の救済に使われ、豪商の街の強さを見せつけたという。
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