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雑司が谷散人の街道遊歩 0505

東海道 25日目-15 2018.9.19

大日川を渡ると、東海道旧道は反野畷と呼ばれた野洲川沿いの縄手道となり、往時の松並木が残る。

反野畷

反野畷の東海道旧道左手に「従是東淀領」と刻まれた石柱。
淀藩の領界石だが、各地に飛地としての領地があり、甲賀郡では16村を有したという。

淀藩の領界石

東海道旧道、反野畷から見た野洲川。
野洲川とは、この先もうしばらく東海道と縁がある。

野洲川

東海道旧道右手に花枝神社参道を示す鳥居。
花枝神社は国道1号を越えた向こう側に、杉林に囲まれた広い境内が広がっている。

花枝神社

旧大野村地区に入る東海道旧道。
大野は間の宿として賑わった場所。
金屋、小幡屋などの旅籠跡も見られる。

大野

「ぬしや」の屋号を掲げている塗物屋。

大野

大野地区の東海道旧道。
かつては東海道を挟んで北側が大野村、南側が徳原村。
今も東海道旧道右手が土山町大野、左手が土山町徳原。

大野

間の宿とはいえ、大野には多くの旅籠があったようだ。
柏屋、日野屋、桝屋、中屋、井筒屋など、多くの旅籠の屋号が掲げられている。

大野

大野交差点で国道1号に出る東海道旧道。
交差点の歩道橋から大野の東海道旧道を振り返る。
左手は俳人三好赤甫の生家跡、右手は地酒初桜の蔵元、安井酒造場。

大野

この後、バスでJR貴生川駅へ向かい、東海道25日目を終了。
鈴鹿から土山にかけては鉄道の便が無いので、バス停の場所と時間を事前に確認しておかないと厄介なことになる。

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