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絵本でほんのりカフェ気分【30】『行ってみたかった鹿児島を訪ねて ② 霧島神宮編 主神二二ギノミコトのラブストーリーにも注目』


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第30(行ってみたかった鹿児島を訪ねて ② 霧島神宮編 主神二二ギノミコトのラブストーリーにも注目)


朝まだ暗いうちから再度温泉にゆっくり浸かって、朝食のバイキングに行きました。
色々と珍し物が沢山あったことと、根っからの貧乏性のため、つい朝から食べ過ぎてしまいました。
そして今日1日は、鹿児島を堪能するつもりです。
まずMaxがどうしても行きたかった「霧島神宮」を訪ねます。

★なぜ宮崎県に近い霧島神宮を目指すのか

Maxは古代史にとても興味があって、「とつげき!天球おたすけ団【10】ひみこ」では天太郎と球希が、「邪馬台国 卑弥呼」の世界で活躍するお話を書いています。
またいつか、九州の地から奈良に行って大和朝廷を築き、神武天皇となる「神武東征」のお話を書きたいなと思っているのです。
そこで「天孫降臨」の地だと言われる「霧島神宮」にも行ってみたかったのです。
古事記や日本書紀では、日本を作ったとされる「二二ギノミコト」が、宮崎県日向の高千穂の峰に降臨されたと言われています。
霧島神宮とは深い関係があるようです。

★天孫とは降臨とは

天孫とは、有名な太陽を司る最高神の「アマテラスオオミカミ」の孫のことです。
この孫が「二二ギノミコト」と言われています。
また降臨とは、高天原(タカマガハラ)という場所から宮崎県日向の高千穂の峰に天下った(天から降りて来た)ということです。
天孫降臨とは、早い話し「最高神の孫が高千穂の峰にやって来た。」です。
目的は、古代日本(葦原の中津国)を平和で豊かな国にすることでした。
それでは高天原とはどこなのかと思われるでしょうが、神話では天にある神様の国とあります。
また最近の研究では、千葉県の鹿島神宮付近ではないかとの説もあります。
Maxとしては天孫降臨の神話が、「神話の世界と人間の世界を繋ぐ架け橋」の役目を担っているのではないかと捉えています。

★二二ギノミコトのラブストーリーに注目

二二ギノミコトは、最高神の孫で人間の世界に来られたのですが、人間らしいところが伝えられています。
それは美しい娘を見て恋をしたのです。
今で言う一目惚れでしょうか。
そして娘の親に許しを受けて結婚するのですが、娘の名前は「木花之作久夜毘売」で、ご存知の方も多いと思います。
「コノハナサクヤヒメ」と読みますが、素敵な名前ですね。
神話に登場する名前は、やたらに長かったり難しい漢字の羅列が多くて覚えきれません。
ただこの名前だけは覚えられます。
お二人の間に生まれた、子、孫、ひ孫まで、相殿神として祭られています。
どんどん子孫が増えていったのでしょうか。

★霧島神宮の変遷

天孫「二二ギノミコト」を主神とする霧島神宮は、最初降臨した高千穂の峰のすぐそばに建立されたそうです。
そのあと火山噴火で2度、火災で1度焼失したとのことです。
火山の噴火で2度も焼失するとは、どれだけすごい場所にあったかが想像できます。
それから300年前の1715年に、島津家の奉納により今の場所に再興されたのです。
今年(2022年2月)に国宝に指定されました。
「えっ今頃?」と思われるでしょうが、大切なものが焼けてしまい4度目の建て替えだったせいだと思われます。
凄く由緒もあり国宝でもある霧島神宮ですが、今のところ日本3大神宮には入っておらず少し残念に思いました。

神宮近くの参道

★霧島神宮への参拝

予定通りに霧島温泉を出発したのですが、神宮は霧島山系の奥深くにあることもあって、予定より遅れての到着となりました。
駐車場から、緑に包まれた階段と長くて広い参道を登っていくと、急に開けて霧島神宮の全貌が見えてきました。
最初に天皇家と同じ菊の御紋が目に入り、国宝に相応しい威厳と由緒が感じられました。
Maxは、天孫降臨への思いを馳せながら手を合わせてお参りをしました。
そしてお守りを買い求めました。

参道の天狗のお面

参拝を終えて

参拝を終えて、お楽しみのお土産ショップを散策しました。
そこで興味を引かれたのは、天狗さん達でした。
「霧島九面」として天狗の面が信仰されているとのことです。
これは天孫降臨の時に従ってきた9人の神様を、天狗として信仰を続けているのものと思われます。
ただ、古事記や日本書紀には、5人の神様が従って天孫降臨されたとなっていますが・・・。
駐車場の近くに、霧島天狗館という沢山の”お面”を集めた博物館があったのですが、残念ながらこの日はお休みで、見ることはできませんでした。
次回訪れる時のお楽しみにしたいと思いました。

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