絵本でほんのりカフェ気分【29】『行ってみたかった鹿児島を訪ねて ① 思いもよらない出会い』
<今日のお勧めメニュー>
第29(行ってみたかった鹿児島を訪ねて ① 思いもよらない出会い)
何か新しい経験や知見が得られればと思ってMaxは、全国旅行支援と地方クーポンを活用して、鹿児島を訪ねることにしました。
仕事で寄る以外にプライベートでは、初めての旅となります。
家内のYokoと一緒に北九州から鹿児島まで、車で一般道を通って片道約11時間の旅です。
途中色々な街を見たり、道の駅で珍しい物を探索することが楽しいのです。ただ高速料金を節約するための、ケチケチ旅行でもあるのです。
★お昼は地場の美味しい物が食べたい
朝食は朝マックでしたが、昼食は地場の美味しい物を熊本の「道の駅たのうら」で食べることにしました。
そこのレストランは、どことなく古くて昔ながらの食堂といった感じでした。
もっと人気のお店がいいのかなと思いながら、入り口のお勧めメニューを見ていたら、何か聞いたことも食べたこともない「どんぶり」を見付けたのです。
まあ美味しくても、美味しくなくても良い思い出になるかなと思って、食べてみることにしました。
★初めてのタチウオ丼の味は?
その「どんぶり」は、「タチウオ丼」です。
店内に入ってみると、地元のおじいちゃんおばあちゃん達が、何のこびへつらいもなく、もくもくと働いていました。
そして半信半疑のまま、自動販売機から食券を買いました。
しばらくテーブルで待っていると、「タチウオドンのお客さ~ん!」と呼ばれて取りに行くセルフサービスでした。
「こんなどんぶり面白いね~」と言って恐る恐る食べてみると、これがとても美味しいのです。
やはり地場の名物は美味しいと満足して、ドライブを続けました。
※追記【後で調べたところ、熊本はタチウオの水揚げは全国第6位、お隣の鹿児島と合計すると全国第1位となり、この辺りはタチウオの一大漁場だと分かりました。】
★最初の目的地は霧島温泉
渋滞にあったり道の駅で散策したりしたものの、ほぼ予定通りに霧島の温泉旅館に着きました。
部屋は狭かったのですが、部屋に大きな掛流しの広い温泉があって、ちょっとびっくりすると同時に、とても嬉しく思いました。
泉質は、ナトリウム炭酸水素塩泉でした。
良質の温泉が、長時間ドライブした疲れを癒してくれました。
★さて温泉の後は、冷えたビール・・・
Maxは温泉に入った時から、冷えたビールの事ばかり考えていました。
風呂上りに作務衣を着て、急ぎ足でお食事処に向かいました。
今日のメイン料理は、牛・豚・地鶏の各部位を味わえる焼肉です。
直ぐにビールを注文して、焼き肉を焼きながら飲んでいると鹿児島まで来たのだなという喜びに浸ったのでした。
もちろんお肉も美味しかったのですが、特に野菜(キャベツ、玉ねぎ、ピーマン、かぼちゃ、なす)がとても美味しくて、鹿児島の野菜はすごいと感じました。
家で食べる焼肉とは一味も二味も違うのです。
ただ焼きながらよく見ると、ガスコンロの上に置いてある石の上で焼いていることに気が付きました。
★ガスコンロの上にあった物とは
お食事処の料理長さんに聞くと、それは「溶岩プレート」だと言うのです。
家で焼き肉をする時は電気ホットプレートなので、干からびてしまったような野菜になってしまいます。
ところが溶岩プレートだと、遠赤外線効果と直火ではないので水分が抜けず、ふっくら美味しく焼けるのだそうです。
これはMaxにとって目から鱗の出会いでした。
焼き鳥屋さんが備長炭を使っているので、遠赤外線効果で美味しいと言う話はよく聞きましたが、ここまで違うとは知りませんでした。
今回焼いた野菜を食べて、初めてその違いを実感したのです。
★Maxのある決心
Maxは溶岩プレートを買おうと決心しました。
桜島由来の溶岩プレートを思い浮かべ、鹿児島で買って帰ろうと思ったのです。
そこでMaxはYokoに、溶岩プレートを買う計画を話しました。
ところが、即却下されてしまいました。
美味しいことは認めるのですが、油がプレートから飛び散るから嫌だそうです。
ただMaxは美味しい焼き肉を、子供たちや孫たちや知人たちみんなと食べたいのです。
溶岩プレートを諦めないMaxです。
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