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絵本でほんのりカフェ気分【34】『行ってみたかった鹿児島を訪ねて ⑥ 出水のツル編 思いもよらない感動がもう一つ』


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第34(行ってみたかった鹿児島を訪ねて ⑥ 出水のツル編 思いもよらない感動がもう一つ)


予定していた鹿児島の旅を終えて、のんびり帰ろうとしたところに、もう一つ感動が待っていました。
前の晩娘から、「マグロで有名な”いちき串木野市”に寄って帰ったら」とのメールが入っていました。
そこで指宿で時間がなくて食べれなかった、マグロ丼でも食べて帰ろうかと大雑把に決めて、ホテルをチェックアウトしました。
想像以上に、見どころも美味しい郷土料理も満載の旅を思い出しながら、車を運転していちき串木野市を目指しました。

★さて、どちらの道を選ぶか?

国道3号線で東シナ海を望む、マグロの遠洋漁業で有名な”いちき串木野市”に向かいます。
しばらく走っていると、何度か道路標識が目に入りました。
そこには「出水 ツルの飛来地」と書いてあったのです。
最初は、「出水にはツルが飛来するんだよな」と思う程度でしたが、何度か見ていると、ツルが来ているなら行ってみるのも有りかなと、思い始めたのです。
鳥が好きなMaxは、以前山口県周南市のツルの飛来地まで、往復約400kmを走って見に行った経験があります。
そこで、スマホで調べてみると、ツルが飛来し始めたとのことでした。
まだ情報では飛来したツルの数は少ないようですが、「マグロ」と「ツル」どちらを選ぶかを迷いに迷いました。
そして、3号線を真っ直ぐ行けば「マグロ」と328号線に曲がれば「ツル」の交差点に来た時に、やっと決心しました。
Maxは、ハンドルを328号線に切って「ツル」を選んだのです。

★出水のツル観察センターでの驚き

328号線の山道を通って、出水市ツル観察センターに着きました。
観察センターの駐車場に入る時に、タイヤの消毒をして入りました。
スマホで得た、まだ数十羽飛来した程度との情報で、観察センターの屋上に行ってみました。
なっ・なっ何と、一望できる範囲に数千羽のツルが飛来し、正に今続々と北の地から飛来してきているとのことでした。
あとで解説員の方に聞いてみると、ツルの個体数は10日に一回しか調べないので、数十羽とはほぼ10日前の数字でしようとのことでした。
Maxは、数千羽のマナヅルとナベツルが飛んでいたり、羽を休めている姿を見て大興奮です。
出水のツルの飛来地を選んだことを、とても幸運だったと嬉しく思ったのでした。

★観察センターの解説員さんの笑顔

観察センターでは、飛んでいる一団のツルを間近に見ることができます。
Maxが何時も見ているアオサギが首を曲げて飛ぶ姿勢と、ツルの首を伸ばして飛ぶ姿勢の違いを観察しました。
また熱心に観察していると、解説員さんが近くに来てくれて、色々と教えてくれました。
例えば、寝る時は片足立ちでもう片足は羽の中に入れて寝るそうです。
またこんなに沢山のツル達が、縄張り争いに関しては、田んぼの落穂や出水市が与える餌が豊富だからだと聞きました。
それでも一番心に残ったのは、解説員さんの心のこもった説明と、とても嬉しそうに説明する笑顔でした。

★飛来したツル達と心配

解説員さんから聞きはしたのですが、よく覚えきれなかったので、あとで調べてみました。
それは出水にどのくらいのツル達が、飛来しているかと言うことです。
資料によると、マナヅルは3,000羽で、世界中の生息数の約50%で、ナベヅルは、8,000羽で世界中の生息数の約80%が、毎年飛来していることが分かりました。
Maxは、少し寒気がしました。
鳥インフルエンザが蔓延したらどうしようということです。
毎年鳥インフルエンザで、養鶏場の鶏が全羽殺処分されたという悲しいニュースと、人間にも蔓延している、コロナウイルスのことです。
ツル達が来てくれるのは嬉しいのですが、悲劇にならないように飛来地の分散などの施策も進めて行かねばと思いました。
Maxも寄付くらいしかできませんが、協力して行きたいと思います。

★ツル観察センターを後にシテ

観察センターでお土産の工芸品と、スマホでした撮影ができなかったので、絵葉セットを買いました。
そして、いつまでも居たかった出水市ツル観察センターを後にしました。
最後にツルの観察は、思いもしなかった幸運を手にした気分です。
そしてその後はのんびりと運転し、感動的な鹿児島の旅を終えて、無事帰宅することができました。
長々と書いてしまいましたが、お読みいただきましてありがとうございました。
Maxが絵本を創作するためにも、今回の旅で良い経験と知識を得ることができたようです。







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