見出し画像

SURF&SNOWで気づく刺激

朝はめっちゃよかったで!もぉくったくたや!

まだ二月だというのに真っ黒の顔から白い歯をこぼして充実の笑顔でくしゃくしゃにしながら友達が海から上がってきた。もちろん朝がいいのはわかっていたが、前日のスキーを頑張りすぎて椅子から立ち上がるにも膝裏に痛みが走る。痛みがちょっとマシになってから向かった海では、強者どもが夢のあと。だが万全ではない僕にはお手頃な波が打ち寄せていた。

何も考えず思いつくがままに過ごす時間が好きだ。金曜の晩は飲みながらだらだらアマプラを見ていた。深夜まで結構な量を流し込んでいたのだろう。土曜の朝もなかなか起きられず、動けるようになったのは朝というには遅い時間だった。「意外と寒いな」思い付きでスキー場に向かった。

関西では知名度の低い県内のスキー場は期待薄で、半日のんびりできればいいやと思ったが、隣の車のおじさんは良くなってきたよ教えてくれた。さすがに知名度が低いせいでリフト待ちは最大三人!シーズン初ながらひたすら滑りまくってしまった。

半日券は5時間使えるが、やりすぎて2時間半でくたくたになった。というかいきなり飛ばしたもんで踏ん張りがきかなくなった。混んでいるスキー場なら1日分滑ったかもしれない。立つたびに膝裏が痛む。嬉しいやら悔しいやらだ。

明日はいい波だろうなと思いながらもなんとなく寝る気になれず、心地いい疲れに身を委ね、まただらだらと深夜まで飲んでしまった。案の定朝に起きれるはずもない。しかしお手頃な波は昼でも残っており、波乗りを楽しむことは何とか出来た。

画像1

山陰に越して来てからというもの、あまり計画的に遊ぶことがなくなったように思う。もちろんコロナでの移動自粛の影響は大きいが、気の向くがままに自分時間を過ごしている。

都市部から渋滞を気にしながら移動し、行ったからには元を取らねばとハイテンションでくたくたになるまで遊んでいた。今は数年前では考えられない日常だなとつくづく思う。

都会は刺激的で、田舎はのんびりしているのイメージが一般的だが、スキーやサーフィンは田舎でやるもので、そこでの刺激は都会の日常以上のものがある。思いつくがままに非日常を日常として、あたかも当たり前のようにして過ごせているここは、実はとても刺激に満ち溢れているのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?