ロミオ&ジュリエット
『ロミオ&ジュリエット』
3月5日(火) 13:30~ @国際フォーラム ホールC
人気すぎて観れないと思ってた作品、幸運にも観に行けました😭
ロミジュリは作品としてもミュージカルとしても本当に有名な作品!
いつかどこかで観られたら...と思っていたらこんなにも早く来るとは!
やはり大人気作品...観たくてもチケットがなかなか取れず、もう悔しいけど諦めるしかないかなあ、と思っていたら知人に譲っていただけて観ることができました😭❤︎
初のロミジュリは思っていたよりもずっと壮大でエネルギッシュ!
モンタギューとキャピュレットのダンスシーンはアンサンブルもたくさんで
見応えがすごいし、ロミオとジュリエットの紡ぐロマンスにも本当に目を奪われる!豪華なキャスト揃いの舞台、キャラクターもそれぞれ立っていてみんな魅力的だったな!
この作品といえば思い出すのが『ウエストサイド物語』。
ロミジュリをパロディした作品なので当然似てる箇所はたくさんなんだけど、逆にここは違うのか!ってところもたくさん見つかって面白かったな〜
ここからは完全に個人の見解だけど、ウエストサイド物語とロミジュリでは愛と死の解釈が若干違っているような気がした。
ウエストサイド物語では、体育館でのダンスパーティに呼ばれたトニーが
「何かがやってくる」と期待に胸を膨らませるナンバーを歌う。
(「何か」は後に出会うマリアのことなんだろうけど、
トニー自身に迫り来る死とも捉えることができそうだなと)
一方ロミジュリでは舞踏会に呼ばれたロミオが「僕は怖い」と
未来に対する恐怖、特にいえば友の死を恐れるナンバーを歌う。
これは完全に真逆だなあと感じた。
更にラストシーンではロミオとジュリエットの愛を象徴する「エメ」、これが歌われる背景では「死」というキャラクターが苦しんでいたりと、愛と死がぶつかり合うような表現が凄い。今作はなかったけど宝塚ver.には「愛」というキャラクターも存在するようだし。
つまり何が言いたいかって
ロミジュリ→愛VS死(どちらも確実にはっきりと存在している)
ウエストサイド物語→愛[死](愛の影に死が潜んでいる)って感じね
ロミジュリがやたら「Love or Die」を主張してくるのもこういうことかなと
ニュアンスだけあーねってなってくれれば大丈夫です、言葉ってむずい
さてミュージカルの観劇記録に戻りますが。
この舞台観て最初に思ったのは、「これいつの時代設定...?」ってこと。
シェイクスピアの原作では時代設定は14世紀。
でもそれでは説明のつかない事象がひとつございました。
そう、スマートフォンです!!📱
なんでか知らないけどみんなスマホを手にSNSしたりメールしたりしてるんです!!これには大変に混乱...まさかこの舞台から「既読スルー」ってワードが出るとは思うはずがないじゃないですか!
「じゃあ現代なんだ」と思いたくても両家の抗争とか結婚への意識とかが古すぎてそれも納得いかない、から時代設定について考えるのはやめました📱
実際このスマホ導入に関してはネガティブな意見をよく目にします。
まあだって神父様からの大事なメールをロミオは携帯盗られて見れなくて
それが原因で悲劇起きてますからね、なんだこの展開はって普通なります。
確かに私自身もおいおいと思いながら観劇していましたが、
いやこれはもしかしたらスマホに頼りきっている我々への批判なのかもしれない、大事なことは直接伝えろよっていうメッセージなのかもしれないと
ポジティブに考えることで自身の身を守りましたのでご参考にしては😀
この舞台だいぶWキャストが多いのですが、
ロミオ役は大野拓朗くんでした!
完全に初めて拝見する方だったのですが、すごく純粋な、ロミオらしいロミオを見ることができてとても良かった!歌声もとても透き通っていて私の好きな声って感じ!素敵でした!
そして白デニムが死ぬほど似合う!笑
ジュリエット役は木下晴香ちゃん!
この子もすっっっごく良かった、歌がすっごく良いだけじゃなくて
ジュリエットっていうキャラクターがスッと入ってくる自然な演技。
あとすっごく可愛いし、声もよくて舞台にメリハリが出るなあと!🤔
ベンヴォーリオ役は木村達成くん!
この方も初めて拝見しました!この人も大野くんくらい歌声が好き...!
「どうやって伝えよう」のシーン圧巻だったし(演出はともかく)、
すごく印象的なベンヴォーリオだった。
エリザベートではルドルフ演るみたいだし!すごく楽しみ!!
マーキューシオ役は平間壮一くん!
平間くんは去年の「GHOST」ぶり。やっっと平間くんのダンスが見れた...!
あの体当たりの演技とバキバキに踊りまくる平間くん、これは全人類が好きになっちゃうでしょ?GHOSTの時も感じたけどすごく印象に残る芝居をする人だなあと感じた。
ティボルト役は廣瀬友祐さん!
もうこの人がどうしても見たかった。見れたことに感謝。
本当に意味がわからないくらいハンサム。ティボルトが似合いすぎなの
歌声も張りがあってビリビリ響くし素晴らしい。一生見ていたい
「死」役は大貫勇輔さん!
いろいろ語ってきたけどこの舞台で一番に度肝抜かれたのがこの人。
「死」はいつも皆を見下ろしていてとんでもない存在感を放っている。
やっぱり大貫さんといったらダンス、ってことはわかってたけどあんなにも凄いのかと...バケモノ級の体幹と筋力をフルに使って舞いまくる!!
この人が踊ってるシーンはマジで全部鮮烈に印象に残っています。
他にも素晴らしい方がたっくさん出演されてたのですが書ききれない...。
乳母役のシルビア・グラブさん、大好きな方で今回も最高でした❤︎
アンサンブルの小南竜平くんもすっごい久しく見たけどカッコよかった〜
他にも春野寿美礼さん、石井一孝さん、岸祐二さん、岡幸二郎さん...
といったように本当に豪華すぎるメンツ!
ロミジュリがいかに凄い作品かってことがよくわかりますね
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