BANされて別アカで復活した将棋系YouTuberが語った真相と、YouTubeにおける著作権侵害やBANに関するシステムについて
BANされても別アカウントで復活されているYouTuberがおられます。
元々josuiさんというアカウント名で配信をされておられましたが、黒田官兵衛さんという別アカを持っていらっしゃったようで、BANに関する経緯について語っておられました。
動画によれば、
・6月28日に著作権違反の通知を受け、動画が削除された
・藤井聡太七段の動画で7個の著作権違反で25件くらいの動画が削除された
・7月7日、チャンネルjosuiがBANに
・何が引っかかったかは分からない
また、コメント欄において、
・今回はアベマの申し出にて削除
とありました。
申し出をしたのは、スポンサーではなく、ABEMAだったんですね。
YouTubeにおける権利侵害の通報は、権利を侵害された当事者でなければできません。
著作権侵害は、親告罪となっております。
「親告罪」とは
親告罪とは、事実が公になることで、被害者のプライバシーが侵害されるなどの不利益が生じるおそれがある犯罪被害、および、介入に抑制的であるべきとされる親族間の問題など、被害者による告訴がなければ公訴を提起(起訴)することができないと定められた犯罪のことをいいます。
(http://www.xn--4rra073xdrq.com/z18.htmlより)
YouTubeで著作権が侵害されているコンテンツがあっても、自分自身の権利が侵害されていないと、そのコンテンツを通報できないという仕組みになっています。
また、虚偽の通報すると、法的な問題に発展する恐れもあるとのこと。
YouTubeの権利侵害は、下記の通りに行われます。
著作権の侵害を選ぶと以下のように表示されます。
「著作権で保護されているご自分の作品が無断でYouTubeに掲載された場合は、著作権侵害の通知を送信できます」
「YouTubeによる審査のうえ、適切だと判断された場合は、その名前(著作権者として入力した名前※筆者注)が表示されます」
「著作権者の名前は、違反が疑われる作品の説明とともに、申請の記載事項として公的に記録されます。氏名、メールアドレスをはじめとする他のすべての情報は正式な削除通知に記載され、必要に応じてアップロードしたユーザーに提供されます」
「著作権侵害による削除依頼を送信すると、法的手続きが開始されます」
とのこと。
https://support.google.com/youtube/answer/6005900
また、削除要請をする際は、下記の通りの事項を入力・同意する必要があるようです(上記URL参照)
------------
1. ご自身の連絡先情報
※メールアドレス、住所、電話番号などの情報
2. 侵害されたと思われる作品についての説明
※申し立てでは、保護を求めている著作権のあるコンテンツについて、わかりやすく詳細に説明
3. 著作権を侵害している動画固有の URL
4. 次の文について同意と明記が必要
「私は、申し立てが行われたコンテンツの使用が、著作権の所有者、代理人、法律によって許可されていないことを確信しています。」
5. 次の文についての同意と明記が必要
「この通知に記載する情報は正確であり、私は、虚偽の申告をした場合には偽証罪に問われることを認識したうえで、自身が著作権所有者である、または侵害されていると主張する独占的権利の所有者から代理権を許諾されている者であることを誓います。」
6. 署名
申し立てには、著作権所有者もしくはその正式な代理人の書面での署名、または電子署名が必要
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流れとしては・・・
著作権者が著作権侵害をしているコンテンツをYouTubeに通報(削除依頼)
↓
法的手続きが開始・YouTubeが審査
↓
YouTubeが、削除依頼を適切と判断した場合、コンテンツが削除・著作権者の名前が公表される
このような流れになっているようです。
また、著作権侵害以外にも、商標権の侵害、名誉毀損等に関しても同様の手続きがなされるようです。
また、上記にあるように、
「不適切として報告された動画やユーザーはYouTubeのスタッフが毎日24時間体制で確認し、コミュニティガイドラインに違反していないかどうかを判断しています。」
とのことで、それが深刻であったり、繰り返された場合は、アカウント停止となる場合もあるとのことです。
ただ、BANに関しては、「深刻な違反の場合」「違反が繰り返された場合」とのことで、誤って権利侵害をしたからといって直ちにBANということではないようです。
上記によれば、
・著作権侵害の警告を 1 回受けても、初回であれば事前警告として取り扱われる
・著作権侵害の警告を初めて受けた場合は、コピーライト スクールを受講する必要がある
・コピーライト スクールでは、著作権とは何か、そして YouTube ではどのように著作権が保護されているかについて学べる
・警告を複数回受けると収益化に影響を及ぼすおそれがある
・また、ライブ配信が著作権侵害により削除された場合は、ライブ配信の利用が 90 日間制限される
このようなルールとなっているようです。
また、BANになった時も、誤ってのBANということを防ぐためか、猶予期間というのも設けられているようです。
「YouTube パートナー プログラムに参加しているチャンネルの場合、著作権侵害の警告を 3 回受けた後、チャンネルが無効になるまで 7 日間の猶予期間が与えられます。この期間に著作権侵害の警告が期限切れになることはなく、新しい動画をアップロードすることはできません。チャンネルは公開されたままの状態になるので、アクセスして違反警告を解除する方法を確認できます。撤回によって違反警告が解除された場合や、YouTube が異議申し立て通知を転送し、最終的に認められた場合は、チャンネルが無効になることはありません。」
著作権者によって、違反警告が解除されたり、YouTubeが異議申し立て通知を転送し、最終的に認められた場合、チャンネルは復帰できるということですね。
また、著作権侵害に関しては、1回目の場合、著作権侵害の警告は 90 日で期限が切れるとのこと。ただ、初めての警告の場合は、コピーライトスクールを受講する必要があります。
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※このチャンネルは将棋ファンであるAが運営しているチャンネルです。企画、編集、サムネイル作成等その他大まかな作業は全てAが行っております。話し手のみ、トーク担当のKが行います(Kは雇われた声優という扱いです)
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↑上記は埋め込み動画内の動画説明欄より
BANされて別アカウントで復活されたYouTuberがもう一方おられると思いきや、
企画、編集、サムネイル作成等のチャンネル運営をAさんが行い、Aさんが声優のKさんを雇っているとのこと。
(サムネイルを見て「ケイ」さんかと思いましたが・・・)
余談ではありますが、こちらの動画内において、
「藤井聡太七段の名前を使っただけで動画が削除されるのではないかみたいな話もあり」
とおっしゃっておられました。
この件に関しては、
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著作権者が著作権侵害をしているコンテンツをYouTubeに通報(削除依頼)
↓
法的手続きが開始・YouTubeが審査
↓
YouTubeが、削除依頼を適切と判断した場合、コンテンツが削除・著作権者の名前が公表される
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削除に至るまでに、このような過程を踏むことからもありえない話です。
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