亡き祖父とおじいちゃんっこの私

「あーちゃんはいつも頑張ってるね」

あーちゃんは私のあだ名です。😅
今は亡き祖父は、家で私に会うと必ず言うのです。
私は照れ屋さんなので、「そんなことないよ」と毎回返事をしていました。

私の家庭はちょっと複雑。
高校2年生の頃、両親が離婚し、私と妹は母親に引き取られて母の実家で暮らすことになったのです。

私は父親が原因で双極性障害を発症しましたが、バイトと学業(通信制高校)を両立して暮らしていました。

自分にとっては両立は当たり前のこと、そう思っていたのですが祖父はいつも褒めてくれていたのです。

私にとって祖父は、唯一褒めてくれる存在。
ネガティブな自分に自信をつけてくれた存在。
そんな祖父が大好きでした。

大学受験もすんなりと終わり、高校を現役卒業した頃のこと、祖父はある朝、亡くなっていました。

既に東京に引越していた私は直ぐに実家に向かい、祖父のいる部屋に入ると優しく眠ったような祖父が居ました。もちろん、心臓は止まっています。起こしたら起きそう、それくらいに優しい寝顔で。
私はその場で泣き崩れました。
どれくらいその場に居たであろう、祖父から離れたくなかった。

お通夜、お葬式、どちらとも涙が止まらなかった。
火葬場にて骨になった祖父を見て、祖父は亡くなったとやっと実感した。

私にとっての祖父は、私の中でずっと生きている。
ずっと笑顔で、私に「あーちゃんはいつも頑張ってるね」と声をかけてくれている。

この世ではもう会えないけど、いつかまた会える。そう信じている。

祖父が生前よく食べていたファミリーマートのシュークリーム。見かける度に祖父を思い出す。

#日記 #備忘録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?