Zokujinをクローズすることにしました。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、まず、約1年前にはじめた「営業担当から探す広告代理店探しサービスZokujinβ版」をクローズ致しました。
利用してくださった方、取り組み頂いた支援会社の皆様、及び、応援してくださった方、実績もなく知名度もない状態で関わって頂き誠にありがとうございました。
反対に、関わってくださった方の期待に答えられなかったのはとても申し訳ない気持ちでいっぱいです。
実は、このnoteを書く前に参考として、他の方のサービスクローズのお知らせnote見てたのですが、書きはじめてみたらこんな未熟な理由でクローズする人みたことなく、世に出しても恥ずかしいだけだなとはわかりつつも書きます。
あとなぜか、最後にプライベートな報告もあります。
クローズの背景
圧倒的な力不足
いくつか理由はあるんですが、一番はこれが理由です。
中でも大きく2つ課題点がありました。それは集客とサービスの質です。
一緒にやってくれてるメンバーは優秀なのに、キムラが最強に実力がありませんでした。
集客面について
ちなみに、Zokujinのメインの集客方法は営業ではなくマーケティングを考えていました。
私は前職でデジタルマーケティングの支援してきたので、他社さんを支援してきたのに、自社の集客でつまずくとはなんともお恥ずかしい話になってしまってますが、
簡単に言うと、資金力や人的リソースなどの問題でつまずきました。
前職は、広告代理店という立場で、多くの業種の方々を支援させて頂き、それなりに頑張ってきたんじゃないかと思っていました。ただ、実際に支援側ではない立場でゼロから事業立ち上げ、及びマーケティングをやってみてわかったことがあります。
それは、自分自身の経営スキルのなさです。
代理店時代は、広告主さまに資金をご用意頂き、お預りした資金を基にマーケティングを行うことはできてました。(つもりかもしれませんが)
がしかし、いざ自分でやるとなったら、資金どうする?少ない資金で集客するなら消去方でSEO・SNSだけど、育つまで少し時間がかかるから生きてけない。なんて、状態でした。
ビジネスを行う上で、大前提である資金面やその他諸々を含めた経営スキルがキムラになかったことは最大の失敗要因です。
代理店のときは、広告主さまがそもそも資金を用意してくださって、その資金を預かりマーケティングを任せてもらってましたが、今思えば「手段のことしか考えてれてなかったんだな」と思いました。
スモールスタートだったので、経営と呼べるものではないんですが、スモールスタートですら上手く行かなかった自分は、相当経営がどんなものか知らなかったんだと思います。
サービス品質面に関して
Zokujinは広告代理店を探すときに営業担当からさがせるサービスです。ここでいう営業担当とは、発注後にメインで担当するフロント担当やディレクター、プロジェクトマネージャーのような立ち位置にいる方を意味しています。
営業担当から探すという点に着目した理由は、マーケティング支援が知的生産業務であり、顧客をメインで担当する担当者の、熱量と能力によって、提供できる価値に差が発生すると考えたからです。
実際自分自身、代理店として広告主さまを支援しているときも「自分よりもこの人が担当した方が絶対に成果でるやん」と何度も思ったことがあります。
この原体験から、はじめたのがZokujinというマッチングサービスです。
しかし、Zokujinを利用して代理店を探す広告主さまと紹介する代理店の営業さんのマッチングの質を担保すること及び仕組み化が出来ませんでした。
本来ならば何か定量的に営業さんの良さを確認できて、定量的な根拠をもとに紹介することで、マッチングの質の担保や、さらには、それ自体が集客につながるようなプロダクトにしたいと思っていましたが、
やっぱり、人を定量的に評価していいものなのか?とか、口コミとか集めたところで転職とかもありえるよな。そもそも、仮に、営業さんを定量で評価するとしてもどうやってやるか…?とかいろいろ課題が山積みでした。
ただ、結構前向きな性格なので、この課題を乗り越えればいけるっしょー!!!って思ってはいたんですが、そもそも仮に良いアイデアがあってもだれが具現化する問題が発生するなと思いました。
キムラはエンジニアではないため、良いアイデアを具現化するには、エンジニアさんにお願いする必要がありました。
採用やアウトソースなどあらゆる選択肢は考えましたが、そもそもこの事業は続けていける。という確信がない中、システム化にない資金を投下することは難しいな。と正直思ってしまいました。
この辺がクローズしようと思ったきっかけです。
サービス開始の当初から、自分に具現化する能力がない中、誰が具現化する問題はわりと常にまとわりつきましたが、あえてシステム化とかもせず、まずはサイトを立ち上げてどうなるかを判断するためのβ版だったので、なんとかなっていました。
でも、こっから拡大するにはシステム化が絶対に必要で、システム化は自分でできないんで、採用・アウトソースという方法取る必要がありました。
あたりまえですが、採用・アウトソースをするにも資金が必要で、
どうにかβ版で、「これはいけるぞおおお」という状態までは持って行きたかったんですが、そこまでもっていけなかった、もっていける兆し見いだせなかったのでクローズを判断した感じです。
コネ・ミャク・カネなしでサービスを立ち上げた感想
まあつらつらと出来なかった理由を書きましたが、やっぱり、自分の力不足でしかないです。もっと起業・事業立ち上げ前に勉強や準備しとけばよかったなとは思っていない。と言えば嘘になります。
でも、挑戦してなかったら多分
「マーケティングならおれわかってっから。余裕。」
「マーケティングは経営と直結してるんだけどおれは経営もわかってる(つもり)」
みたいな、くそ天狗野郎になってたかなと思います。だからずっと成長しないままだったんだと思います。
あと、結構人生観とかも考えました。結局、成長してる時が人生楽しいんだなってことにも気づけました。こうゆうこと言うの恥ずかしいと思っちゃうんですけど、振り返れば、中途半端なときって、なんか心にぽっかり穴があいてるというか、なんかどこかで、楽しめてない状態が多かったなーと。
なんで、まとめると、キムラ個人ではこの挑戦はとても得たものが大きかったです。
じゃあ、今後は?
結論、会社は辞めません。じゃあ、何するかと言うと、マーケティング支援を自分たちでやります。
押忍!
サービスとしては、運用型広告の運用代行をメインに、マーケティング全般のコンサルティングも提供させて頂いてます。広告という手段に頼らず全体最適化ができることを強みにしているので、施策の幅を超えて色々と深く支援させて頂きたいと思ってます。
また、Zokujinという社名は変えません。結構しつこい性格なんですよね。すみませんけど。
真面目に話すと、やっぱり広告代理業は属人性が高く、いくら組織として属人化を防ぐために仕組み化しても、結局は担当者の熱量・能力によって大きくコンサルテーションの質が変わります。
代理店側が、属人化を防ぐための仕組み化ばかり考えててもお客さんのためにはならないなと思っていて、もちろん経営面では仕組み化も行いますが、
大切な属人性を忘れず、適当なことだけ言って受注するような、受注がゴールの集団にはなりたくないんで、まじで成果が出せる実力派集団を整えていきます。
ちなみに、クローズの判断は少し前にしていたので、ココ数ヶ月水面下では代理業として動いてました。そのおかげで、既に上場企業様ともお付き合いを頂けたり、売上が約5倍になった事例もできています。
もし何かお困りなことがあればお気軽にDMでもください!もちろん発注いただかなくても全然結構です!
あ、あとサイトもリニューアルしました〜!
はい、宣伝すみません。
さいごに
ここまで、何故か見てくださってありがとうございました。細かいことは、ここに書かなかったこともたくさんあるんですが、挑戦して後悔はないです。失敗しても得た部分が多々あるので。
すごく、最後でかつ、私事でかつ、隠してたわけでもなんですが、
5月に結婚もしまして、奥さんのお腹には赤ちゃんもいます。もうそろそろ生まれそうです。(12月4日が予定日です。男の子です。もう名前決めてます。無事に産まれてほしいです。)
だからZokujinとキムラはこれからも、わけわかんない人生は送らず、家族・社員全員・お客さんとガチで人生楽しんでいきますので今後ともよろしくお願いします!
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