アンキロサウルス描いて!に応えるおすすめの本
子供の頃から絵を描くのが苦手だった。
中学時代、美術で制作物を品評しあう授業。
私は青い画用紙にバナナの絵を描いた。
クラスメイトからは「配色が鮮やかですね」「黄色がまぶしい!」などひたすら色についてのコメントしか集まらなかった。
その程度の画力だったし、コメントに苦労しただろう。
迷惑をかけてしまって今更ながら申し訳ない。
こちらの画力とは関係なく、
子育てをしていると唐突にアンキロサウルスを描くようせがまれるタイミングがある。
アンキロサウルス…しっぽに玉みたいなもんが付いてる恐竜。
画像を検索したが、結果的にワニのようなものの尻尾にポンポンがついてる珍獣を描いてしまい、我が息子が無言になってしまった。
そんな私が1冊の本に出会い、描きたいものがソレと分かるような絵が描けるようになった。
オススメポイント①工程が絵で記されている
絵が苦手な人にとっては、さあ象を描きましょうと言われても、象のどこから描き始めればいいかがわからない。
分からないからなんとなく頭から描き始める。
その結果、全体のバランスが悪くなる。
この本では象を描く工程が、順を追って絵で記されている。
これはなかなか革命的だと思う。
この通りに描くと、ちゃんとバランスの取れた象が描ける!
オススメポイント②ラインナップが子育て中にドストライク
これ描いて!と言ってくるものといえば、
虫、動物、恐竜、乗り物、人物、食べ物、花、植物、建物。
子供が惹かれるものは構造が複雑だ。
犬や猫ならなんとなく描ける(頭部限定!)。
しかし、プテラノドンやショベルカーといわれると..1週間待ってもらえないだろうか?と言いたくなる。
安心してほしい、この本には全て網羅されている。
おまけに2㎝もない持ち出しやすい本なので、
例えば病院の待合室や移動中の車内など外出時にもニーズにお応えできる!
オススメポイントその③子供が自分で描いてみたくなる造り
ママ描いて期を過ぎると、なんでも自分で期がやってくる。
俺は、プテラノドンが描ける気がする…!
やる気と自信に満ち溢れた子供は、たいてい目標設定が高すぎる。
高すぎる山にひるまず挑むのはとてもいいことなのだが、とにかく紙をあほ程使う。
そして生みだされる山のような紙ごみ。
おまけに散らかし放題散らかした挙句、
できないからやめた!と当の本人は別のことをし始める。
き~~~~!
この本は全編カラーで、子供が興味を示しやすいソフトタッチなイラストばかり掲載されている!
画材は色鉛筆を主としている。
子育て中であれば色鉛筆のひとセットはまず在庫しているだろう。
そして子供も手に取りやすい厚みと重さ。
その上掲載点数2037点という情報量!
絵が苦手、絵を描こうとしないというお子さんでも思わず書きたくなる。
実際、うちの子もそんなに絵を描きたがる方ではなかった。
たまに描くと前述の状態になっては放置…
思ったように描けないからまた描かなくなるというループだった。
それが、この本を買い買ってからは動物園に行けば今日見たあの動物描いてみようなどと言って本を開いた。
そして本人も親も思った以上の仕上がりで絵が描けるので自信になり絵を描くのが好きになった。
そんな息子の作品(当時6歳)を見てもらいたい。
親ばかかもしれないがいい感じにかけているんではないか。
絵を好きになって欲しい。
図工の時間に困らない程度には描けて欲しいなぁと思っていた。
さ
一方で親譲りのポテンシャルじゃなかなか難しいとも思っていた。
絵の教室に連れて行ったこともあったけど、ほとんど興味を示さなかった。
この本を買ってからは自分で描いて次はクジラを描きたいから水族館いこうよ!など絵を楽しんでいる姿が見られるようになった。
絵は習うものでなく慣れるものというのは本当だ。
子供の頃の自分もこういう1本に出会っていたかった!
まともなオススメポイントはここまでだが、最後に個人的にこの本で好きなところを紹介したい。
おすすめポイント(おまけ)偉人イラストの描き方がわかる
授業中に正岡子規のデフォルメイラストを見せてきて笑わせてきた友人。
センスもあり表現できる画力もあった。
こういうコミカルな似顔絵をかける人にあこがれていた。
人物イラストはまさにどこから描いていいかわからん最高峰だから。
その私が、この本に出会い偉人イラストが描けるようになった!
なかなかいい味がでていて大満足である。
隣で勉強していた息子には「もう何やってんのよ」と怒られましたが。
おわりに
子供の「これ描いて~」にお悩みのママさんパパさん!
絵が苦手だけど子供と一緒に絵を楽しみたい!そんな気持ちは一緒なはず!
絵の苦手な私でも描く楽しみを知り、子供と一緒にお絵描きができるようになりました。
この本は、絵が描けるようになる工夫がふんだんに詰め込まれています!
ぜひこちらの本でお子さんとの絵を通したコミュニケーションをしてみませんか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?